「ゆう活」 定時退庁65%がいい数字?割れ窓理論の恐ろしさとは?

ゆう活

7月14日の時事通信社ニュースに、「ゆう活」 についてこのように書いてありました。

有村治子国家公務員制度担当相は14日の閣議後記者会見で「かなり良い数字が出ている。来年以降も持続可能な取り組みとなるかどうか注視している」と述べ、成果を強調した。 夜8時までに退庁した人の割合は、全職員の約88%に上った。ただ、職員の労働時間が短くなったかどうかについては、データを集計していないという。
引用元:http://www.jiji.com/jc/zc?k=201507/2015071400176&g=pol

勤務開始時間を1~2時間早め、早期出勤した人は定時退庁。さらに会議は16:15以降設定しないというルールを設けたそうです。こういったルールを設定しても、記事のタイトルになっている通り遵守できたのはたったの65%です。35%の人はこんなチャンスを逃して、仕事し続けたのです。

問題はこの35%・・・いや1%でもこういった人がいると、周りにすごく悪影響を与えてしまうのです。

「こんな時間設定されてもムリ、終わらないものは終わらない!」

という人は必ずいます。こういう働き方をしている時点で評価にはいい影響を与えないので、きっと己との戦い、己の決めた目標に向かってまい進しているんだと思います。しかし自分だけではどうしても終わらない、やはり割れ窓理論が発動されてしまうのです。

割れ窓理論とは、軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする環境犯罪学上の理論。アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが考案した。「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」との考え方からこの名がある。ブロークン・ウィンドウ理論、壊れ窓理論ともいう。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%B2%E3%82%8C%E7%AA%93%E7%90%86%E8%AB%96

本心では早く家に帰りたいと思っているはずなのに、横にならえが大好きな日本人。ひとり残業している人を見つけると、わたしも大丈夫と考える人が1人増え、そして1人増え・・・気づくと制度自体が無形化していまうのです。

ノー残業デーの無形化を体験したわたしが、まさにこんな感じでした。1人のほころびが、やがて大きくなって制度自体を揺るがすのです。まだ始まったばかりですが、国家公務員の達成率が高くなればなるほど、いい意味で横にならう企業が増えてくると思います。

公務員よりも大企業の方が影響力があるので、もっともっと広がってくれる事を期待しています。生産性を高めることが大切であって、朝早いといった時間帯や場所という概念がもっとゆるくなっていくことがゴールと考えます。

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ABOUTこの記事をかいた人

35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。