累計で369人面接経験のある面接官を採用担当にするとよい!

採用者の選び方

元外務省主任分析官で作家の佐藤優さんの新著「君たちが知っておくべきこと(未来のエリートとの対話)」という本を読みました。超難関校である灘高と佐藤さんのハイレベルなやりとりが面白い本なのですが、その中で鳩山由紀夫元首相が登場します。

鳩山由紀夫元首相は、宇宙人とか沖縄問題があったりと、不思議ちゃんなイメージを持つ方も多いと思いますが、佐藤氏曰く、修士を2つ取っていて、博士論文もスタンフォード大で書いているそう。その中にある「マルコフ意志決定理論」の話が、この転職ブログにもつながるのでご紹介します。

1000人と面接して理想のパートナーを見つける場合、どうやって選んだらいいかという研究。一回断ったらその人を選ぶことは二度とできないという制約条件がある。彼はマルコフ連鎖をもとに計算して、368番目までは全員断って、それ以後で368番目までと比べて少しでもいい人が来たら、その人の決める。そうした場合に確率的に最もいいパートナーを選ぶことができるという結論を導き出しているんです。引用元:君たちが知っておくべきこと(新潮社・佐藤優)

この「マルコフ連鎖」の特徴として、過去の履歴には依存しないという特徴があります。要はこの369番目というタイミングを知って、直前の状況のみで判断するということができると、理想の候補者を見つけることができるということです。現実問題として、369人の面接をこなすことはできません。ただ、累計で考えていくならば、この人数に到達することは可能です。

また、369/1000 ということなので、10人で計算してみれば3.69人目で出会った方が、ステキな候補者という考え方もできます。お見合いやナンパ、いろんな場面でも応用が可能ですが、わたしたちは人間です。これをどこまで信じてやるかですが、迷いに迷って決断に踏み切れないときなどは、ひとつ参考になる値ではあります。

そして、鳩山元首相はこういった「決定」に関するプロであったにも関わらず、沖縄問題をうまくクリアできなかったということもあります。いくら理論上は具体的な数値が出てきたからといって、人間同士のやることにはうまくはまらないこともあるんですね。

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ABOUTこの記事をかいた人

35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。