厚労省発表の「働き方の未来2035」を詳しく読んでみた(後編)

働き方の未来2035

厚生労働省の報告書「働き方の未来2035」を、前回ご紹介しました。

19年後には、就社や正社員といった概念が消え、仕事によってプロジェクトを組んでは消えるといった働き方になると、報告書にはあります。今回は、報告書をさらに読み進めてみて、面白かったところをピックアップしました。

2035 年には、個人が、より多様な働き方ができ、企業や経営者などとの対等な契約によって、自律的に活動できる社会に大きく変わっ ていることだろう。企業組織自体も変容していき、企業の内と外との境界線が低くなり、独立して活動する個人も増えるという大きな構造変化が生じる。

個人対企業という雇用関係が主流になると、企業側のほうが力が強くならないような法整備も必要とあります。フリーランスと企業の関係は今もありますが、正社員や就社という概念が消えると、より大切な法律になると予想されます。

個人がインターネットや VR など最新技術を活用して、世界中から最適な教育を受けることも可能になり、それを各個人の自己責任で行わせる という考え方もあり得る。しかし、それでは各人には十分な訓練を受けるチャンスすらない可能性もあり、社会全体としてみたときに十分な能力開発が行われない危険性が出てくる。そのため、何らかの形で、企業内のみで通用する能力ではなく、より幅広く活躍できるための能力開発や教育訓練を受けやすくするための法的手当てや施策が必要になってくるだろう。

いわゆるスキルの考え方も、どの企業でも通用するスキルが重宝される時代がやってくるということです。また、冒頭にある個人がインターネットやVRを使って、世界の最新教育を受けられる時代が来るというのは、義務教育や学歴という概念も消えてしまうのではないか?と思わせる内容です。

実際、カドカワがやっているN高等学校(ヘッドマウントディスプレイで入学式をした)が話題ですが、2035年にはN高校のほうがふつうの考え方になっている可能性もあります。テクノロジーが教育や個々の持っているスキルすら変える時代が、すぐそこまで来ています。

報告書の最後に、働き方の具体例が示されています。経理をやっていた50歳女性が、19年後の69歳にどうなっているかの例をご紹介します。

「50 過ぎまでは、近所の会社で経理を担当していました。でも、経理業務は どんどんAI に代替されていきました。15 年ほど前に転職し、いまは地域の病院に勤めながら心理学の勉強もして、カウンセラーの資格も取得しました。かつては、この病院は医師不足、看護師不足が悩みの種でしたが、今では AI、3D や VR を駆使したハイテクのチーム医療を提供していて、病院全体のワークライフバランスも随分改善されました。私の仕事は、AI を使った問診のお手伝いですが、病院に来た患者さんがリラックスできるように話をしながら、AI を操作して患者さんを診てもらうことです。

イメージしやすい例ですよね?こうやって最新のテクノロジーが、生活の中に入って行って、人の働き方まで変えてしまうんです。決して遠い未来でないこの報告書の内容、未来をイメージして今の働き方を見直してみませんか?

引用元:http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12600000-Seisakutoukatsukan/0000133449.pdf


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35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。