「次世代シニア(1967年~1974年生まれ)」 が20年後に貧困にあえぐ

次世代シニア

リクルートワークス研究所が最近まとめた興味深いレポートが、「次世代シニア問題」 です。このブログの読者層に近いので、今回とりあげます!

まず次世代シニアってなに?

次世代シニアの定義を引用しますと、

「次世代シニア」とは、バブル期に大学を卒業し社会人となったバブル大量採用世代と、その後の団塊ジュニア世代のことを指す(略)次世代シニアは、人口数がほかの世代よりも相対的に多いことにより、今後さまざまな雇用問題を引き起こす。

西暦で言うと1967年~1974年までを差し、1526万人もいます。この世代の就職状況はというと、バブル期は大企業に、その後の団塊ジュニア世代は就職氷河期だったので、中小企業に所属している割合が多いのも特徴です。

この世代が今抱えている悩み、そして20年後に抱える問題を、次からご紹介します!

次世代シニアが抱える悩み

まず老後の蓄えがかなり足りないと思っている40歳~44歳は、なんと63.6%もいます。わずか13.8%しか、なんとかなると思ってません。45歳~49歳に関してもほぼ同じような数字です。(35歳~39歳は現実的でないのか、分からない人が増えますが構成はあまり変わりません)

老後の蓄えが足りない=働き続けないといけない と考えている人が多いんですが、このままだと仕事もなく失業者が増えて大変になるよ!という提言が、この次世代シニア問題です。蓄えもなく、仕事もないから、貧困にあえぐというわけです。 

もうひとつ、仕事に対するモチベーションが上がらない環境になっているというデータもあります。こちらも引用しますと、

20年前の1992年では40歳代のうち7割程度は役職者に昇進することができ、年齢構成もピラミッド型であった。しかし2012年では役職者が5割程度にすぎず、半数は役職につくことができない状況になっている。

実は仕事のモチベーションが偉くなる事にあり、役職になると “仕事での成長感” が得られると。一方、非役職の人はどんどんやる気がなくなって、二極化しているのが今です。そういう人たちを出向させようにも、出向先も無くなってこりゃ困ったということになってきています。

それではと大企業の人が中小企業へ転職していくケースが増えるかと思いきや、とっても面白い事が書いてあります。

一般的に、大企業と中小企業は給与の差が大きいため、転職後の処遇水準について折り合わないケースが多いためである。(略)「中高年ホワイトカラーの採用実態調査」によると、「仕事を覚えるのに時間がかかる」「自分のや方を通そうとする」など、定着・活躍に対する懸念がうかがえる。これらの要因から、人余りの大企業から人手不足の中小企業に人材を移動させることは容易ではない。

これ、給与もプライドも高くて、大企業の人使えね~って言ってますよね?この後細かく書いてあるんですが、お金のやりくりが大企業出身者にはできないと。確かにトータルで仕事を見られないというのもありますよね?部分的でない、総合的な力が中小には求められますから。

65歳まで定年が延長されたところで、非役職組が最後まで生き残る事はかなり厳しいのが現実です。わたしは偉くなる事をモチベーションにしないタイプなので、あまり理解できないんですが一般論のお話です。

20年後に向けての提言

提言が40代と50代に分かれてあるのですが、40代を引用しますと、

次世代シニアは、自らの力でキャリアを切り開く「キャリア自律」の意識を持ち、エンプロイアビリティ(雇用され続け得る能力)を獲得し続けることで、会社に依存しない存在となることが必要となる。

これ賛成です!わたしも最近そんなようなエントリがブログ上で増えてます。提案としては「キャリア研修とかキャリア面談で自身の気づきを得る機会を作る」とあるんですが、そういった提供されるような受け身の発想だと65歳以降はやはり厳しいと考えます。賛成だったのは、転身準備のための休暇付与というもの。一歩踏み出す時のサポートにはなります。65歳のシニアの働く場については、このようにあります。

「65歳以降も働かざるを得ない層」が増加することを前提に考えた際、65歳以降向けの労働市場の整備は急務であるが、2014年時点では、この市場はほとんど存在していないといっても過言ではない。その理由は、企業の雇用義務が65歳までとなっていることに加え、年金の支給開始年齢が65歳となっていることにより、日本社会が65歳以上を実質的に労働力としてみなしていないためである(そもそも、現在の人口統計上は、生産年齢人口にすら含まれていない)。

少子高齢化社会ですから、シニア層を労働力として使わざるを得ない状況がどんどん進む事が分かっているのに、今は悲しい現実ですよね。でも確実に増えていくマーケットだと考えます。2015年3月にもっと具体的な提言が出てくるようなので、引き続きウォッチしていきたいと思います。

65歳の平社員で給与が700万という未来工業の話を思い出しました↓
未来工業のプロ論(リクナビNEXT)

引用元:次世代シニアが活躍できる社会づくり(リクルートワークス研究所)↓
http://www.works-i.com/pdf/141008_senior.pdf


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ABOUTこの記事をかいた人

35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。