リクルートマネジメントソリューションズ「人材マネジメント実態調査 2013」によれば、雇用継続に関しては、「定年が65歳よりも延長されている」が30.6%なのに対し、「早期退職優遇制度などにより、現在より積極的に早期退職を促している」は40.3%となっている。
引用元:2025年働くを再発明する時代がやってくる(リクルートワークス研究所)
http://www.works-i.com/pdf/150528_2025yosoku.pdf
定年は65歳までと延長されているのに、仕事寿命(現役でいられる期間)はどんどん短くなっているというエントリを以前書きました。個人が変われない、変わろうとしない結果、現状維持や定年逃げ切り体制を構築することが理由と書きましたが、企業が積極的に早期退職を促している事には気づいてませんでした。
この矛盾、すさまじいですよね?65歳定年制って、いったいなんのためにあるんでしょうか?
リクルートワークス研究所が1万人に聞いたワーキングパーソン調査の中で、40代・50代の35.5%の方が、61歳~65歳まで働かざるを得ないと回答しています。35年住宅ローンの返済のためと考えられますが、ローン返そうと定年を夢見ていたら、突然肩を叩かれるのです。
一方でわたしたちは、働き方をより選り好みするようになっています。
企業の競争環境も厳しくなっており、企業の収益性と個人のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を両立する就労の実現は、構造的な難課題になっているとみなした方が適当だろう。
引用元:2025年働くを再発明する時代がやってくる(リクルートワークス研究所)
http://www.works-i.com/pdf/150528_2025yosoku.pdf
QOLは主に、医療や介護で用いられる言葉です。人間らしく満足した生活を、お年寄りや患者さんはおくれているかということなんですが、仕事の世界にもQOLという言葉を使ったあたりが画期的です。
コンビニで働かなくなったり、ワンオペを実施していたすき家のような飲食サービス業では働かない!という日本人が増えています。一方で就業者はどんどん減っているので、よく見れば仕事はいっぱいあるのに、QOLを追求する日本人が増えた結果、ミスマッチがあちこちで起きています。
延びる定年、縮まる仕事寿命、仕事は増えても、QOLは満たせない・・・ミスマッチだらけな世の中ですね・・・
2025年働くを再発明する時代がやってくる(リクルートワークス研究所)
http://www.works-i.com/pdf/150528_2025yosoku.pdf
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