「7つの習慣」という、世界的ベストセラー本があります。その関連本として、「第8の習慣」 というリーダーシップの本があるのですが、その中に「信頼がもたらすスピード」 という言葉があります。
目次
日常でこんなことありませんか?
部下にプレゼン資料を作成するように依頼しました。AさんとBさん、資料の出来に大きな差はありません。上司はAさんの企画書は、穴が開くほど入念にチェック、一方のBさんはナナメ読みをしました。資料には大きな差がないのに、なぜこんなにも対応が違うのか?
Bさんには 「信頼」 があって、Aさんには 「信頼」 がなかったからです。Aさんは普段、資料を作成すると誤字脱字が多く、締切を守らないことがありました。一方のBさん、いつも完璧な資料で締切にも余裕を持って提出する人でした。
その「信頼」の積み重ねがBさんにはたくさんあるため、今回だけ見れば同じようなプレゼン資料の出来だとしても、上司がチェックする時間(スピード)はまるで違ったのです。これが「信頼がもたらすスピード」です。(わたし自身の体験談です)
上司が部下の信頼を失うケース
上司から部下という例が一般的ですが、逆も忘れてはいけません。部下の作ったプレゼン資料のフィードバックを、いつまでもしない上司。会社の方針がすべて上司のところで止まり、部下に伝えられなかったら・・・会社全体のミーティングで初めて知る部下たちは、次第に上司に対しての「信頼」を失っていきます。
信頼がない上司と部下にはコミニケーションの軋轢がうまれ、スピード感はどんどん失っていきます。上司からの指示はつたわらず、イライラがつのっていきます。
転職直後に苦労するのはなぜか?
このブログに「転職 辛い」というキーワードでいらっしゃる方が増えていて、「時間が解決してくれる」 という事を何度か書きました。この時間が解決してくれるという背景には、「信頼」があります。転職直後は「信頼」がないから、必要以上に時間がかかってしまいます。
でも時間が経過していくと共に、「信頼」が増えていきコミニケーションもスムーズになります。(時間の経過とともに「信頼」を失う人もいます)前の会社だったら、もっとうまくいったのに・・・それは前の会社では長い時間をかけて築いた「信頼」があったからで、新しい会社には「信頼」がないからです。
「信頼」があれば、コミニケーションがスムーズになる。すなわち、「信頼がもたらすスピード」というわけです。楽に仕事を進めたかったら、「信頼」を積み重ねることが、一番効果的な方法です。最後に第8の習慣の一文を引用して終わります。
「信頼がもたらすスピードほど速いものはない」そのスピードは、あなたが思いつくあらゆるものよりも勝っている。インターネットよりも速いのだ。というのは、信頼関係が存在すればミスは許され忘れ去られる。信頼とは、生活の接着剤である。(略)だが皮肉なことに、信頼はゆっくり構築される。人が相手の場合は、焦ってもすぐにはよい結果は生まれず、逆に時間をかければ結果的にはスムーズにことが運ぶのだ。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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