日本一社員が幸せな会社で、超ホワイト企業と言われる未来工業。
室内コンセントの裏側のスイッチボックスの会社ですが、その働き方や制度のほうにむしろ注目が集まっています。60代ヒラで年収700万、年間休日140日、残業一切禁止、売上目標がないなど、とにかく普通でない会社として有名です。
本ブログでも何度かとりあげたのですが、このたび故山田昭男社長の本 「山田昭男の仕事も人生も面白くなる働き方バイブル」 が発売されたので、購入して読んでみました。
未来工業の営業マンは、本社も営業所も、業務担当を除いてパソコン禁止。(略)そんなものをいじっているヒマがあれば、現場に行って一人でも多くのお客さんに会い・・・
パソコンに向かっていると仕事しているように見えるのですが、実はただメールを打っているだけだったり、EXCELを眺めているだけで、何か新しいものを生んでいるわけではないんですよね。未来工業のようにパソコン禁止まではいかなくても、パソコンから離れてクリエイティブな時間を作り出すという発想はどの会社にも必要かもしれませんよね。
「肩書きなんてただのニックネーム」そう思える人が、部下の心をひきつけ、ワンランク上の仕事をする
課長、マネージャー、部長・・・なんでもいいんですが、その肩書きに酔ってはいけません。肩書きをよりよい仕事をするための手段としてうまく活用するという発想になるほど!と思いました。
上司の一番大切な仕事は「待つこと」といっても過言ではない
これすごくわかります。管理すること、指示することが上司の仕事と勘違いしている人がいますが、実は待つことなんですよね。相手を信じて任せる、何か聞いてくるまで待つ・・・そして待つ・・・自発的に部下が動いてくれるまで、最小限のアドバイスしか行わず、しかし遠くから見つめることはする。
こういう経験を積むと、人間として大きく成長しますね。マネージャーを経験して、とても我慢強くなったと自分で思います。
年商2000万円を稼ぐ総務部が誕生した
一般企業ではできないことをやってのける未来工業に、1人2000円を払って会社見学にわんさかやってくるんだそうです。どうしても間接部門の人というのは、コストセンターと言われて肩身の狭い思いをしていることが多いのですが、年商2000万円ならばそんな思いをしなくてもいいですよね。
ライブドアも社内コンビニで月250万円売り上げる総務部がありました。常識で考えれば総務から売上なんて発想はないわけで、本にも何度も出てくる常識にとらわれないというのがとても大切です。
故山田昭男氏が生きていたころからまとめていたものを、編集部と現社長である息子さんで作り上げたこの本。常識にとらわれすぎて身動きがとれないような会社には必読の本ではないでしょうか?
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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