「平均勤続年数の長い会社」 を転職先として選んでいいのか?

平均勤続年数

転職活動をしていると、年収が・・・平均年齢が・・・年間休日が・・・なんていろんな条件を調べるのですが、平均勤続年数が分かることがあります。東証一部上場企業のレポートには、社員の平均年齢そして平均勤続年数がのっています。

平均勤続年数が長い会社というのは、みなさんならどう考えますか??

たぶん半分以上の人は、『長く働けてとてもいい会社』 と思うのではないでしょうか?私はというと、以前は 『へぇ~、長く働けるっていいなぁ』と思っていました。最近はどう思っているかというと、

・仕事の進め方に変化がなく、昔ながらのやり方が多い
・今が当たり前と思っている人が多いので、周りの環境の変化に気づかない
・新しい人、新しい考え方を受け入れるのが難しい(順応性がない)
・独特の慣習、ルールがあって、それをなかなかかえることができない

ほどよく組織やメンバーの入れかえがある方が、実はいいのでは?と最近思うようになってきました。ざっくり括ってしまってはいけないのかもしれませんが、そういう会社って業績がよくないのでは?って思ったりもします。いい人が多く、業績も最高で、平均勤続年数が長い!って会社ももちろんあると思いますが、ただ平均勤続年数が長いだけで、その会社がいい!って思うのは、やめたほうがいいです。

平均勤続年数が長い上場企業の内部

わたしは転籍という形で、平均勤続約16年という上場企業で働いたことがあります。短期間でいろんな部門の方と仕事をする機会に恵まれ、1年も経たずに100人以上の方とお仕事をさせて頂きました。

コミニケーションのきっかけとして、経理部門のAさんとか、工場の生産部門のBさんというように知っているかな?と思って、名前を引き合いに出してコミニケーションをとったのですが、みなさん本当に知らないんです・・・他部門の事を。

まさに大企業のたこつぼ化ここにあり!と思ったのですが、みなさん平均勤続年数20年戦士ばかりなんですよ。それなのにあまりに知らないんです・・・いかに自分の周りでしか仕事をしてないかっていうことです。

社員数も関係していると思いますが、ある程度流動化していない組織というのは硬直化してしまい、最終的には売上や利益にも響いてきます。長く勤務しているだけでなんでもいいという判断は間違いです!
 

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ABOUTこの記事をかいた人

35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。