リクルートエージェントの転職世論調査の中で、転職先を決める優先項目の第3位に 「社風」 があります。(ちなみに1位は勤務地、2位は年収)
その社風をどうやって見極めているかというと、面接官の印象という答えが1位。この調査の中で、「社風を見極めるために実現させたかったけど、できなかったもの」として、上位だったのが従業員と会う、そして今日ご紹介する 「社内見学」 です。(データの詳細はグラフをクリックすると、見ることができます)
1.面接会場が社内にあるケース
今まで面接を受けた中で2割くらいは、面接会場が社内にありました。単なる社内ではなく、みなさんが働いている職場を通過して面接室までいくというケースです。主に中小企業や人数の少ない外資系企業などで、こういうケースがありました。
こういう時はチャンス!とばかりに、壁に貼ってある掲示物をチェックし、職場のみなさんがどんな雰囲気で働いているのか、出版社やテレビ局のようなうず高く書類が積まれているような環境でないかなど、一瞬のことですが集中してチェックしていました。
掲示物は特に要注目で、営業成績をグラフで見える化して社員を鼓舞するような体育会系な会社、スローガン的なものを掲示している会社、まったくなにも掲示していない会社など、その会社の色が見えます。
ある世界的にも有名な外資系企業に面接に行ったとき、あまりの会議室の汚さと職場の汚さに唖然とした経験があります。こんなに有名な会社でも、内部はこんなにひどいんだ・・・そう思いました。その印象のまま面接が始まったのですが、案の定レジメすら読んでない面接官。その場でテストすると言い出したと思ったら中止したりとグズグズな会社で、こちらから辞退しました。
2.後日、社内見学の時間を作ってくれたケース
外部の人に見られなくない、あるいはセキュリティがしっかりしている会社などは、面接当日に 「社内見学」 をお願いしても断られます。わたしの場合は面接中、たまたまオフィス環境の話になったので、流れで社内見学できたりしますか?と聞いてみました。
すると後日、別日程が組まれて、オフィスを案内してくれました。その別日程の時はまだ内定をもらってませんでしたが、関係部署の方も次々と登場して、これは内定もらったな!と思いました。
自分で見るよりも、やはり説明してもらえたほうがベターです。フリーアドレスの会社のオフィスを紹介してもらったこともありますし、会議室の名前が面白い会社もありました。説明に慣れている会社は、会社の福利厚生がしっかりしていることが多く、またオフィス大賞などに応募していたりして、むしろ社内見学welcomeということもあります。
全く社内見学できないケースも当然ありますが、「社内見学」はいろんな情報を得られるチャンスです。面接の時とは違って、リラックスした雰囲気で違う角度から社内を知ることができます。ある程度内定が見えているならば、ぜひ「社内見学」してください。 面接官の印象も確かに大切ですが、この「社内見学」はバカにできませんよ。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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