面接に臨むとき、面接官がどんな質問してくるか想像して、回答を準備します。
「あなたの長所は?」という質問を想定して、「協調性があるところ」と答えるというように、面接前に入念なシミュレーションをしてあらゆる角度からの質問に対応しようと、答えを準備します。
ところがいざ面接に行くと、面接官は意地悪で、そういった誰でも回答を準備できるような安易な質問はせず、
「あなたの長所が成果となって表れたと思うエピソードを、ひとつ教えて頂けませんか?」
という感じで質問してきます。面接官はシメシメと思いながら質問し、応募者は額に汗し、心の中では
「えっ、そんな回答用意してないよ・・・どうしよう・・・」
と動揺。その動揺を面接官に悟られないように、平然を装うのですが、口から出てくる言葉は、
「えーー、あのーーー、そのーーーー」
結局、面接官には、「準備してきた回答以外は、答えられないタイプ」と烙印を押され、不合格となります。こういう時に本当に強い人は、「地頭のよさ」を発揮します。改めて、この「地頭のよさ」っていうのはどういうことでしょうか?
面接における「地頭のよさ」とは?
知的生産研究家の永田豊志さんの言葉を引用しますと、
何もないように思えるところから課題を発見する力が地頭を決める1つのキーとなります。より多くの顧客の「不」を解消できる人は大きなビジネスチャンスを手に入れます。しかし、試験勉強のように「この問題に答えよ」と言われることはありません。
もう1つのキーは「仮説検証力」です。実際のビジネスの世界では、およそ「正解」というものがありません。1つの問題に対する解法は無数に存在し、また、時間とともに求められる答えも変わっていきます。
引用元:http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/1407/16/news017_2.html
また、東洋経済の採用担当者が考える地頭の良さとは、
一方、広義では、人間としての賢さ–理解力、バランス感覚、コミュニケーションでの勘の良さ、機転が利く、空気が読める、素直、吸収力が高い–といった能力を広く指す。
引用元:http://toyokeizai.net/articles/-/378
頭の回転の早さという人もいます。これらを読むと、面接で答えを丸暗記するということは、脳の記憶を辿りにいく分、スピード感を鈍らせます。瞬発力も発揮できません。緊張感を持った面接という場で、瞬発力を持って機転を利かせるには?
地頭が決してよくなくても、地頭がいいように見せられる
わたしは「慣れ」が、大切だと思っています。例えばプレゼンも何度も何度も人前でしゃべっていると、いつの間にかうまくなります。「慣れ」が緊張感を和らげ、頭の回転を早くし、気の利いたジョークのひとつも言えるようになります。
「慣れる」にはやはり、たくさんの面接をこなすことです。そんなに興味ない企業にも応募して、面接で訓練してもらうのです。何度もやっているうちに、似たような質問が多いことに気づきます。そういえば前の会社でその質問あったなぁと思えば、暗記せずともアドリブですらすら回答が出てきます。
「地頭のよさ」を見せるには、何か特訓が必要なわけではなく面接においては「慣れ」だと。この最強のスキルを身につけたとき、内定が近づきます。選り好みするくらいなら、まずは応募!そして面接の場を提供してもらって、どんどん慣れましょう。地頭がいいと思われますよ。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
コメントを残す