新しいビジネスをスタートする時や、新しい商品を市場にローンチする時、いろんな角度から検証がなされます。
・前にこのビジネスで失敗したから、この案は却下
・似たような商品は実績が過去にあるから、これも大丈夫に違いない
長い時間をかけ、膨大な資料を作成して、ミーティングに臨みます。そのミーティングは1回、2回、3回と繰り返し、結論に至るまでに3か月が経過していたなんていうことは、ビジネス上よくあります。ミーティングに長い時間を費やしたことに満足し、「やるだけのことはやった」、「人事を尽くして天命を待つだ」と各自が自己暗示をかけ、そのビジネスや商品に根拠のない自信を持とうとします。
やがてこのミーティングは形式化し、いろんな資料や新しい切り口の分析が認められ、それがデフォルトになってどんどんどんどん求められるものが増えていきます。そうすることで、ミーティング時間はどんどん伸び、何のためにこんなに長い時間かけているのか、分からなくなることってよくあります。
経営陣やリーダーが、責任をとれるかどうか
経営陣やリーダー的ポジションにいる人がポジティブで、
「うまくいくかどうかわからないけど、まずはやってみよう!」
という決裁者ならば、ミーティングは長くなりません。まずやってみようと考えることで、市場へのローンチのタイミングを逃してしまったりすることもなくなります。ところが自分の失敗を認められない、チャレンジ精神のないタイプの決裁者だと、自分が納得するまで資料を求め続けたりすることで、決裁者は納得していても、その頃には市場のタイミングを逸していることがあります。
長い時間議論し尽したり、資料を作ったりするのもいいのですが、答えは会議室にないことがほとんどです。以前うまくいってなかったビジネスが突然開花したり、逆に前に売れていた鉄板商品が全く売れなくなるということはよくあります。
不毛なミーティングの繰り返しは、決裁者の覚悟と決意次第で大きく変わります。チャレンジ精神旺盛で責任を持つ決裁者の元でないと、働くメンバーは不幸です。ミーティングの長さは、すべて決裁者の心次第です。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
コメントを残す