年末年始は面白いですよね、2015年1年間の振り返り記事が多くって。その中でもDODAが発表した「平均年収2015」が面白かったので、とりあげます。
目次
平均年収2015の年収グラフ
DODAに登録した22万人のデータ(正社員として登録している22歳から59歳)ですから、母数も多くリアルです。国税庁の民間給与実態統計調査結果も平均年収のトラッキングができるのですが、DODAより高いです。
DODAを利用しようする転職意欲のある人たちは、平均年収が国税庁調査より高そうですが実際は逆です。たぶん、国税庁のほうは役員が含まれているから、年収が高く出るのかもしれません。国税庁のデータは年収が毎年微増してます・・そうでないとアベノミクス的にはまずいからかなぁ・・・そんなわけないか。
いずれにせよ、DODAのデータでは毎年平均年収は減少しています。好景気の実感がないと何度テレビで言われても、このグラフが一番インパクトあります。”DODAに登録する人の” 平均年収が下がっている?という可能性もゼロではないですが、そこは分かりません。
ご自身の職種、業種、年代を入力して、平均年収と比較してみよう!
このように職種、業種、年代を選択して「平均年収を調べる」ボタンを押すと、平均年収が表示されます。試しに営業(機械・電機メーカー)で30代の平均年収を調べてみました。
482万円ということで、全体の462万円よりは上回っています。よく見ると男女別で分かれているので、男性平均年収と同額ということが分かります。ご自身のデータを入力して、職種全体、業界全体で比較してみると、自分の年収がどのくらいの位置にいるか分かります。
平均年収を効率よく上げる方法
こういうデータを見て思うこと、それは職種や業界、住んでいる地域で年収のベースはだいたい決まってしまうという現実です。同じ業界内で転職する方が多いので、その中でだいたい平均年収が決まってきます。あとはその会社が大きいか小さいか、業績がいいかどうかなどの要素で平均年収+α分が決まります。
一番平均年収が低い美容師さんは、283万円。トップの投資銀行業務との生涯年金で、2億円以上の差になります。この差はスキルアップや転職ノウハウだけでは、どうしても埋められません。職種を変え、業界を変えることで、平均年収をぐっと上げることができます。都道府県別年収も見ることができますが、地域差も年収差の大きな要因です。
もちろん年収だけで、やりがいや幸せを測ることはできません。美容師さんが最終的にお店を構えて、自分の好きなように店を運営するとしたらそれは幸せなことですし、お金以上のやりがいを感じます。また東京に引っ越しても家賃が高く、可処分所得が少なければ幸せではありません。あくまで年収を機械的に上げるならば・・・という前提です。
年齢が若いうちに、年収の高い業界でスキルを磨くことが平均年収をあげる最も効率がいい方法と言えます。(やりがい、幸せや生きがいなどは考慮しません)
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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