「部下のやる気をなくす上司のコトバ」がパワハラ過ぎた

ヤマアラシ

「部下のやる気をなくす上司の言葉」という記事を読みました。どんなコトバでやる気をなくすか、その例としてこのようなものがピックアップされてました。

  1. これは運で取った仕事だね
  2. さっき教えたけど
  3. いちいち報告しなくていい!勝手に行動するな!
  4. なんでお前の失敗を俺が責任とるんだよ
  5. 「どうせ」「やっぱり」「所詮」
  6. 部下に対して一方的に仕事を押し付ける
  7. 「自由に働いて」という名の放任主義
  8. ミスの責任回避
    引用元:https://careerpark.jp/4866

わたしも部下を持った経験がありますが、8つのうち7つは当てはまりませんでした。こういう言い方したら、「パワハラ」というコトバを持ち出されますし、たった1回でもこのコトバを使ってしまった瞬間に、部下の信頼を失います。それくらい、絶対に使ってはいけない言葉です。

唯一使ったことがあるとしたら、7です。この放任主義というのがとても難しくて、あまりに介入し過ぎると今度は「信頼されてない」と思われます。かといって、この例のように何にもコミニケーションを取らないと、今度は「全然見ていない」と言われます。

ヤマアラシのジレンマ

寒い冬のある日、ヤマアラシ(ハリネズミ)のオスとメスがいました。ヤマアラシは体にハリ(トゲ)をいっぱい持っているので、触れると痛いです。しかし、あまりに寒い・・・。どうしたかというと、お互いの体温が感じられて、ハリが刺さらない距離を探りあったというお話です。

「つかず離れず」というコトバがありますが、一般的には夫婦の関係を示すコトバとして、結婚式などで使われる話です。

この話は、上司と部下の関係にも当てはまります。放任しない、だけど「程よく体温を感じられる位置で見ているよ」というサインを送ってあげる、適度な距離が大切です。もうひとつ大切なのは、

「部下がモチベーションを持って自発的に動くようにするために、上司として何を言い、どう行動するか?」

部下は意外なところで、上司を見ています。そんなところ見てたんだ・・というのは、会社を辞めたあとでフィードバックを受けました。理想のリーダーシップが取れないと本人が思っていても、そんなことはないと言われるこもあります。上司からの評価に疑問を持つ部下がいるのと同じくらい、部下が上司をどう見ているのかというのは意外と分からないものです。

人としてどうあるべきか? というシンプルな問いに、答えられるような言動をしていると、それだけでもリーダーシップになり得るとわたしは思います。立場でもない、上下関係でもない、その人が人としてどうなのか?これが問われているような気がしてなりません。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。