前回に引き続き、リクルートエグゼクティブエージェントの森本千賀子さんの新著「35歳からの『人生を変える』転職」より、面白かったお話をご紹介します。
最終面接でなぜか不採用になってしまう人には、下記のような共通点があるそうです。
・目的意識が弱い
・2次面接までの謙虚さが失われ、急に強気な態度に
・経営に対して出過ぎた提言をする
引用元:35歳からの「人生を変える」転職
目次
目的意識が弱い
前回ご紹介した、35歳からの転職で意識すべき3つのこと「CAN・MUST・WILL」。WILLは自分がなりたい姿ややりたいことを指すのですが、これがあいまいだと最終面接で不採用になりやすいようです。
今までやってきたことについては、スラスラと話せると思います。しかし、そのヒアリングは一次面接や二次面接で終わっています。何も知らない経営トップが最終面接に現れてもう一度質問してくることもありますが、ほとんどはこういった細かい質問はされません。ここでも大事なのは、過去ではなく未来という事です。
2次面接までの謙虚さが失われ、急に強気な態度に
本では、給与や待遇面で強引な交渉を持ちかけるという例が紹介されています。わたしが思うのは、「応募者の勘違い」です。2次面接を通過すれば、最終面接は形式的なものだ と勘違いするケースです。2次面接で、「最終面接はトップとの顔合わせだけです」と言われることもあり、余裕で最終面接に臨むこともありますが、そう言われたとしても、何が起こるか分からないという姿勢でいるべきです。
オファーレター(内定通知書)を手にするまでは、何が起こるか分からないという用心さが必要です。
経営に対して出過ぎた提言をする
積極的に経営や事業戦略に対して提言をして、空回りしてしまうというケースが紹介されています。これは本当に難しいので、トップがどういう人なのか、面接当日の雰囲気であったり、事前に調査した人となり(ブログや会社ホームページ、エージェントからの情報)から判断すべきです。
アグレッシブな人が好きなトップには、空回りぐらいがちょうどいいこともあります。何がはまるかは、その面接での会話の流れの中で判断するしかないので、場の空気が読めるかが大切です。
いずれにせよ、最終面接は1次、2次面接とは対策の仕方も違いますので、3つの共通点に注意してください。
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