わたくし、5社ほど会社勤めをしてきましたが、そのうち2社は外資系企業でした。それなのに、英語レベルはTOEIC660どまり。なんとかメールで海外とのやりとりを行うくらいはできましたが、会話はビジネスレベルではないですし、メールも話が難しくなると、近くにいる英語の得意な同僚に質問していました。テレカンが一番苦手で、電話越しの英語はさっぱり分かりませんでした。聞き取れない、話せないという地獄の時間でした。
今日は、わたしがなんとなく体感した、外資系企業と英語の関係について、3つほどご紹介します。
目次
1.英語ができる人のほうが、やっぱり偉くはなる
英語ができなくても、仕事の実力があれば偉くなれるから、英語力は関係ない!という意見の方もいます。突き抜けるほどの仕事の実力があれば、偉くなる可能性もありますが、いわゆる自分が凡人と思う人ならば、やっぱり英語が出来る人のほうが偉くなります。ボスが外人ならば、当たり前ですが、コミニケーションを多く取っている人に情が湧くし、考えも理解してもらえます。
どうしてもこの日本人と仕事がしたい!という場合、会社によっては通訳をつけてくれることもあります。そこまで求められる仕事レベルならばいいのですが、そういった方はかなり少ないと思われます。
英語でコミニケーションが取れないということは、その人が何を考えているか理解できないし、何か重要な要件があったとしても、話し合いもできません。当たり前ですが、会話に不自由のない英語ができる人をプロモートするのは、普通のことです。
2.英語ができると、リストラに合いにくい
これもコミニケーションが関連しているのですが、話したこともない人なら、リストラもためらいなくできます。よくあるのが、アメリカの業績が急に悪化して、グローバルで人員整理を行うことになった・・・どれ、日本をリストラしようかとなったとき、話したこともない人だったら何の気持ちもなく躊躇なくリストラできます。部署ごとバッサリなんてことも、よくあります。
いくらアメリカ本社に嘆き節を言ったところで、そもそもあなたのことを知らないのですから、突然バッサリやられます。また、ある程度偉くなっている方で英語ができれば、アメリカ本社の匂いを感じ、リストラを察することもできます。先に、さっさと転職しちゃうボスもよくいました、振り返るとあの時がそうだったかと。しかし、英語ができなければ、そういったこともできません。
外資系で英語ができることは、自己防衛にもなります。
3.英会話学校は意味があるのか
外資系企業に入ったら、それから本気で英語を勉強する・・・よくある話です。わたしも英会話学校に3つか4つ通ったことがあり、NHKラジオやテキストなど大量に購入し、英単語DUOで何度も勉強しました。しかし、外資系でいかに英語を使わず生きていくかという方法も、身につきます。
テレカンがムリなわたしは、英語ができる上司に毎回お願いしてましたし、メールの交渉事も難しくなった場合も、同僚に質問してなんとかしていました。そんな毎日を繰り返しているうちに、英語を使わなくても外資系で生きていける術を身につけてしまい、結局英会話学校には車数台分投資したものの、全く意味がなかったです。
やはり英語ができないと、肩身が狭いと感じたことは毎日でした。それでも、ボスが長期休暇を取ってくれたり、どこか日本の枠に染まらない感じや、残業を死ぬほどするような会社は少なかったように思います。服装もカジュアルで、時間も緩い。英語以外で考えれば、やはり外資系企業のほうが働きやすいとわたしは思います。
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わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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