ランチやカフェ、飲み会で
「もー、今の会社って本当にあり得ない!」 「給料安すぎ!」 「残業多すぎ!」
と、ひたすら愚痴る人っていますよね?聞きたくなくとも聞かされるので、そういう時は心の中で、
「愚痴ってるくらいなら、会社辞めちゃえばいいのに~」
とつぶやきます。実際に声に出したことも何度もあるのですが、返ってくる返事がだいたい
「でもさ、他に行くとこなんかないし」 「仕事を途中で投げ出したくないし」
とか言われます。わたしは5回転職しているので、転職に対するハードルはものすごく低いです。でも、一度も転職した事がない人にとって、「はじめての転職」というのは、30階の高層ビルを越えていくぐらいのイメージです。
昨年、「【ブラック企業の定義】ブラックで平気で働けるのはこんな人!」 という記事を書きました。この方はブラックな環境に慣れてしまって、外から見たら明らかにおかしいのに、その人の中ではひとつもブラックではない という話でした。
ブラックな環境や慣れた環境 < 転職すること
ハードルの高さをこの数式のように考えている人が、実はかなり多いです。そしてその慣れた環境で長く働く事を、転職市場では「我慢強い」「継続する力がある」 と評価します。
しかしその慣れた環境を政府もよしとしない状況が、まもなくやってきます、産業競争力会議では「成熟産業から成長産業への円滑な転職を促す」 と言っています。しかも「失業なき円滑な労働移動」を目指していて、具体的にはハローワーク、人材紹介会社の活用、産業移動の時には再教育、再訓練の拡充も謳っています。
既に業績という意味では成熟産業(例えばテレビ)などは売上も激減して、事業撤退&リストラが行われています。ゲーム業界も10年の間に栄枯盛衰、人材も売上に応じて移動しています。これら産業はまだまだ一部で、実際は業績と連動して、人材が流動しているという環境にはほど遠いです。
このような業界は、これからもどんどん増えていきます。慣れた環境は自分自身にとってはよくても、新しいものを生まなくなり会社にとってマイナスということもあります。
産業競争力会議はこれを流動させることで、日本を活性化させようと考えています。「はじめての転職」のハードルは自ら高く設定しがちですが、やっと周りからハードルを下げてくれる環境がやってきます。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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