わたしは今まで、たくさんの自己啓発本に助けられて今日まで来ました。
マネージャーに昇進した時はリーダーシップの本を読み漁り、どのようにチームを率いたらいいのかを勉強し、実践してきました。稲森和夫氏の「生き方」を読んだり、スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」、デール・カーネギーの「人を動かす」挙げればキリがありません、どれもとても参考になりました。
また社内研修に参加する機会にも多く恵まれ、リーダーシップ研修やタイムマネジメント研修、その他いろいろな研修を受けることで、いつもモチベーションを上げてきました。ある時、サラリーマン・OLというレールから外れた時期がありました。この時期にもいろんな本を読みましたが、いわゆる自己啓発本を何冊読んだかと言えばゼロ。これは何を意味するのかなぁ・・・というお話です。
「自己啓発」は答えを導き出してくれるツール
仕事上で壁にぶつかった時、「自己啓発」 本は “自分の中にある答え” を導き出してくれるツールとなってくれます。本の一説や例を読んで、
「あぁ~、こうすればよかったんだ!」
あれ程悩んでいた事が、月曜日朝にはウソのようにすっきりしている なんて事多いです。コーチングもコーチからいろんな質問をされ、“自分の中にある答え” をうまく引き出してもらっているんですよね。悩んでは本を読み、解消する という行為を何度もサラリーマン・OL人生の中で繰り返します。なぜ繰り返してしまうのか・・と考えると結局は、
「自己啓発に頼って、問題を先送りしている」
ということなのです。
「自己啓発」に頼らないようにするにはどうしたらいいか?と考える
何度も何度も本に頼ったり、研修でモチベーションを上げてもらっている以前の問題として、
「なぜ、ここまで仕事の事で悩むのか?」
と考えなければいけません。会社が悪いのか、上司が悪いのか、部署が悪いのか・・・自分自身だけの問題かもしれません。悩みの原因が会社にあるのならば、「転職」 という選択肢もあります。部署ならば別の部署に行けば改善されるかもしれません。
目の前にあふれ出る「悩み」を一時的に封じ込めてくれる「自己啓発」本は、現状を継続させるのにはとても有効なものです。でも、その行為が単なる麻酔薬の効果でしかないのは、悩みの根幹にたどり着いていないからです。
何冊も 「自己啓発」 本を買ってしまう方は、「悩み」の原因を真剣に追求してみてください。わたしがサラリーマン・OLというレールから外れた時に自己啓発を読まなくなったのはきっと、このレール自体に問題があったのだと・・・深すぎます(笑)
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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