離職率が28%から4%に!「チームのことだけ、考えた。」を読んで考えたこと

チームのことだけ、考えた。

サイボウズという会社(むしろ会社の仕組み)に興味をもって、いろんなニュースを読んだり、講演会に足を運んだことがあります。以前いた会社のグループウェアがサイボウズで、メインは会議室予約や文書共有に使っていました。特にサイボウズが離職率が28%あったのに、4%まで下げたという話に興味があり、この本を読みました。

離職防止の先にある「多様性」

本を読むまでは、離職率防止のプログラムをガッツリ考えているのだろうと思っていたのですが、そうではなかったです。

確かに辞めていくメンバーを見るのは辛いが、果たしてそれは悪いことなのだろうか。私自身、最初に勤めた会社をスムーズに辞めることができたから今がある。それを否定することはできない。今までサイボウズでも数多くの退職者を見てきた。そこには、喜ばしい辞め方も多かった。(略)であれば、「長く働く」ことを掲げる必要はない気がする。
引用元:チームのことだけ、考えた。(ダイヤモンド社)

で何が残ったかというと、「多様性」を追求することだったそう。100人いたら100通りの人事制度があっていいという方針を立て、1人1人の個性を生かす方向に舵を切ったのです。会社で働きたい、家で働きたい、週3日働きたい、残業したくない、それぞれに合わせるというのです。

具体的には残業ありのワーク重視と、残業なしや時短のライフ重視に分けて、さらに働く場所についても3種類の選択肢を設けたそう。それが9つもあるというから、大変興味深いです。

会社が変わるためには人事部も変わる

働き方改革や長時間労働の規制というキーワードが注目される中、いよいよ人事部も気合いを入れる時期が来ているのかもしれません。評価制度であったり、給与体系、採用などいろんな業務があるのは分かりますが、サイボウズのような破壊力のある改革をする人事部はまだまだ少ないように思います。

人材不足が叫ばれる中で、働く場所や時間を縛ったり、定期昇給、新卒一括採用といった旧来のひとくくりシステムではなく、個別にどこまでカスタマイズをして、優秀な人材を確保するかが大切になっています。今はどうか分かりませんがリクルートの人事部には、一番優秀な人材を配置していた時代もあったそう。

企業の入り口である人事部が大きく変わることで、会社そのものや働いている人の人生をも影響させることができるようになりそうです。間接部門と揶揄されたり、「人事部付」「人材開発室」など身分を預かったりすることもある部署ですが、やはりエースになるべき部署なんだと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。