ここ数回ご紹介しているリクルートワークス研究所のデータ 「人材マネジメント2013」 を見ると、東証一部上場企業238社の課長相当の役職に昇進する平均年齢は40.61歳なんだそうです。部長はというと、47.83歳。
「35歳からの転職」の読者層を考えるならば、5年後は課長、10年ちょっとしたら自分は部長と考える人も多いのではないでしょうか?最年少の実績値というのもあって、課長は34.28歳、部長は41歳。こちらで考えれば、すでにその役職になっているということになります。
今日は5年先、10年先についての立場について、考えてみたいと思います!
スポーツ選手の長寿命化
サッカーの三浦知良選手(47歳)や、プロ野球の山本昌投手(48歳)を見ると、「わたしたちサラリーマン・OLも生涯現役で!」と勇気づけられます。一昔前と比べると、スポーツ選手の寿命は長くなっています。
民間企業はというと、定年が延長され同じような傾向にあるように思えます。年金支給はどんどんあとになり、生涯現役でいられる環境が整ってきています。
三浦知良選手が日本代表に選ばれるかというとそうではなく、やはり年齢にあった役割(後輩育成や背中を見せるとか)というものに期待が移ります。これは民間企業でもそうなのですが、「役職」という冠がついてしまうと、そこから新しいスタートなので、サッカー日本代表を目指すタイプの人もいます。本田選手や香川選手になりたい!と。
もし長くいる事でその役職をつかんだ場合、日本代表を目指しているのになんの面白味もないシュートしか打てないということも多々多々あります。(ホント多いんですよね、こういうタイプの部長って)
「現役」であり続けたいと思う気持ちは誰でもありますが、「周囲」 からの期待というのが変わってきます。周囲の期待をくみ取れる力がある人が、本当に現役であり続けることができる人です。
「転職」もそういう側面があります。リスタートなので、新会社で日本代表を目指しがちですが、周囲の期待が違っている場合があります。「年齢」は本当は関係ないのに、先日書いた大企業の年次管理のように、いつまでもつきまとってしまいます。
本気で生涯現役を目指すならば、職人のような仕事がいいです。歳を重ねるほど 「箔がつく」 タイプの仕事は、そうは多くはありません。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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