Vorkersリクルーティングに見る退職者のホンネを拾うということ

退職者の本音

転職クチコミサイト大手の「Vorkers」が、採用支援サービス「Vorkersリクルーティング」をスタートさせています。

そもそも「Vorkers」の口コミはわたしも過去に利用していまして、会社評価レポートを書いた時期もありました。口コミの信頼性を高めるために、面白い仕掛けがたくさんなされています。

  1. 2009年1月以降に1年以上在籍した人を対象
  2. 500文字以上の回答が必要
  3. レポートに審査がある
  4. 匿名性が保証されている
  5. ポイント制度があって、他の人からGOODを3つ集めると180日間の閲覧期間延長になる

Vorkersはこういったレポートを書くか、有料でないと中を見ることはできません。口コミだけを見たいがために、10年以上前の旧体制の会社のレポートを書いてしまったり、てきとうな文字数の口コミを排除しています。また、他人の目を有効活用していてGOODシステムを利用しているところもいいです。

こういった信頼性の高い口コミを、自社のリクルーティングに生かそうとしているのが「Vorkersリクルーティング」です。会社人事はこの口コミをぜひ分析して欲しいなと、正直思います。

語られない退職者のホンネ

会社を辞めるときに「すべてをぶちまける」人もいますが、立つ鳥跡を濁さず的に会社を辞めていく人も多いです。なぜかというと、辞めてからも同じ業界内で取引がある可能性もあるし、友人として退社後も付き合いたいなど、自分の今後への影響を考えて「大人な辞め方」をする人はいます。わたしも「大人な辞め方派」なのですが、会社に対しての不満やホンネはもちろんあります。どこでそのホンネを書くかというと、全く害のないメンバーの前で話すか、Vorkersのような口コミサイトに書き込むことです。

上記のような仕組みなので、転職クチコミにただ罵詈雑言を書いたところで審査で落とされます。腹いせやストレス解消に使うのではなく、あくまで冷静に会社の評価を下すことができます。外から見ているイメージと、内部はだいぶ違いますよということを書いたこともあります。個人差はもちろんありますが、あまりに離職率が高い環境だと、次なる犠牲者を出さないためにも!という気持ちでレポートを書いたこともあります。

退職者は口コミサイト以上の口コミ力があるので、その人の意見が優秀な人材を呼び寄せることもあるし、遠ざけることもあります。こういった退職者の口コミを分析して、自社の悪いところを人事制度や風土づくりに生かすということを多くの企業にやって欲しいと思います。消費財の会社がクレームを商品開発に生かすように、会社もクレーム(退職者の口コミ)を自社に生かして自社のブランディングを高めるべきです。Vorkersリクルーティングを使って欲しいなぁと思うし、あそこに求人を載せる会社はそういう対策をしている会社だと見ていいので、転職先にピックアップしてもいいかもしれませんよ。

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ABOUTこの記事をかいた人

35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。