堀江貴文さんの新刊「多動力」を読んで

堀江貴文 多動力 ホリエモン

堀江貴文さんの新刊でバカ売れ中の本、「多動力(幻冬舎)」を読みました。行間も広くてかなり読みやすい作りになっているので、3時間かからず読破してしまいました。

十兎追うもの十兎を得る

だいぶ前に道幸武久さんの「加速成功」という本がありました。この本の中のフレーズ「二兎追うもの一兎も得ず」からの「十兎追うもの三兎を得る」が、「多動力」を読んで頭に浮かびました。

「多動力」の場合は、常識に縛られて効率的にできないことを一度リセットして考えることで、「十兎追うもの十兎を得る」を実現しているような気がします、少なくとも堀江さんはです。

ネットでも話題になった「電話してくるやつとは仕事をするな」や「大事な会議でスマホをいじる勇気をもて」、「飽きっぽい人ほど成長する」などなど、どれも心に突き刺さる金言です。堀江さんくらいの鋼のメンタルを持っていないと実行できないようにも思えますが、少なくとも自分でコントロールできることはあるなと思いました。

わたしも極力電話でのやりとりはしていませんし、飽きっぽさ(ジョブホッパーなので)をポジティブに捉えていることがすごくありがたく感じました。人事的には低評価をくらってしまいますので・・・

35歳からの転職に響く金言

本の中で特にこのブログに向いている金言があったので、引用します。

人は年を取ると、今まで培ってきた人脈や経験にがんじがらめになり、新しい刺激に身をさらせなくなる。自身を変革し続けるフレキシビリティを失ってしまう。僕も40代になったころ、同世代の人間が妙に落ち着き、つまらなくなっていることが気になり始めた。そうやって落ち着いて一つの型にハマるせいで、自分で自分の世界を狭めてしまう。引用元:多動力(幻冬舎)

常に新しいことにキラキラしている「3歳児」のようであれというのは、本当にそうだと思います。いつまでも好奇心を持つ50代、60代は若々しいし、30代でもなぜか興味がなく死んだ目をして働いている人はえらく老けて見えます。

本に書いてあるようなことをあまり熟考せず、とにかく実践してみること、走り出してみることで、見えてくる世界が変わるのだと思います。わたしも1歩踏み出してみたら、世界がまるで変わった経験をしたことがあるのですが、その1歩を強く刺激的に後押ししてくれる本だとわたしは思います。

この1歩前に出すのが難しいと言われますが、バカになって進むことがとても大切です。同じ職場で飽きちゃっている人は、ぜひ着火剤として本を活用してみてください。大きな火が燃え上がると思います!

多動力 (NewsPicks Book) (幻冬舎文庫)

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ABOUTこの記事をかいた人

35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。