ミドルの転職というサイトに、3回以上転職経験があっても苦も無く採用されるミドルについて紹介されていました。どんな人が該当するかというと、こう書いてありました。
転職回数の多いミドルを、企業が評価するポイントは「高い専門スキル」72%。2位が「転職理由」44%、3位は「キャリアの一貫性」40%となりました。
引用元:https://mid-tenshoku.com/news/article/3771/
高い専門スキルに関しては全く異論がありません。
ところがあとの2つに関しては、ちょっとひっかかりました。例えば「転職理由」ですが、ポジティブならいいということが書いてありました。どんなにネガティブな理由でも、ポジティブに変えて話すことぐらい転職希望者はウソでも演じることができると思います。
この回答をしているのが転職コンサルタントと呼ばれる人たちなので、ついぶっちゃけて話してしまいがちな転職コンサルタントたちをも欺け?ということなのかなとちょっと思いました。「企業から確認されている」という文言からそう思ったのですが、転職コンサルタントやエージェントだって、お客様である企業からの信頼は得たいわけです。
一方で候補者の将来を背負っている部分もあって、いわゆる板挟み状態。転職コンサルタントの前で本音を語ってキャリアを導いてもらうのは大切なのかもしれませんが、ちょっとこのアンケートを見るとコンサルタントの前でも演じないといけないのかな・・そう思いました。
キャリアの一貫性について
今のわたしが面接官ならば、一貫性がある人よりも、いろんな仕事の経験をある人を間違いなく選びます。一貫性より柔軟性や、その業界にない発想を持っている人を好みます。
わたしはキャリアに一貫性がないことをたびたび、面接官や転職エージェントに指摘されてきました。しかし、場数を踏むとこの一貫性は何とでもなります。要は相手を説得できるだけの一貫性ストーリーが完成できれば、いいわけです。コンサルティング会社にいたり、メーカーにいたり、職種もバラバラな私は、強引になんですけどこう言ってました。
あぁ・・・よくもまぁ、こんなことが言えたものです。実際は、その時々で興味があったものに飛びついていっただけで、後ろを振り向いてみたらへんなキャリアが完成していました。
面接官は一貫性を好むので、合わせるしかありません。ただ、同じ業界だから安心、キャリアが長いから安心というのは、どうかと思います。発想の振れ幅が小さいとわたしは思いますし、全く違う業界の人のほうが個人的には好きで、新しい風をいつも吹き込んでくれるように思います。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント