DODAが半期に1回発表している、13万人を対象にした転職年齢調査。
ここ2年はずっと転職成功者の平均年齢が上昇していて、この傾向はずっと変わらないんじゃないか・・・すなわち、このブログのタイトルである35歳からの転職も年齢の壁ではなくなって、むしろ平均値になるのでは?そう思ってずっとこのグラフを見ていました。
しかし・・・
2年ぶりに0.4歳ダウンして、32.1歳になりました。内訳をみると、20代が大きく伸ばしたのに対して、30代前半が伸びなかったのが原因でした。平均年齢が下がると、なんとなく上の世代の転職が厳しくなっているのでは?と思いがちですが、決してそうではなかったようです。
調査結果を読んでいて、特に面白いなと思ったところを抜粋します。
業務拡大や新規参入に積極的な企業などでは未経験者や若手人材の採用が活発化しており、これも転職年齢を引き下げる一因となったと考えられます。
引用元:https://doda.jp/guide/age/
DODA調べの転職求人倍率は、31カ月連続で最高値を更新しているそうで、皮肉にも求人が多いのに充足できてない「人手不足」が原因で、転職成功者の平均年齢が下がるという非常にいい結果になってます。
本当は、もっと40歳以上の転職成功者が増えてくれて、転職成功者の平均年齢が上昇するという構図がいいのですが、人手不足は若い力で解消する!という企業がまだまだ多いということでしょう。さらに求人数が増えてくれば、シニア層の求人も拡大するのか・・・そこは正直よく分かりません。
結局は個別企業単位次第
こういうデータを見るのはすごく好きで、転職市場全体が見えるのでありがたいのですが、自分が応募する側に立って考えれば、あまり一喜一憂するものでもないなと思っています。個別の企業、それぞれの部署単位で、求めている年齢層はバラバラです。
そこに自分のスペックがはまるのかどうか、ただそれだけの話です。スペック最強な状態であれば、年齢という壁も突破できます。自分のスペックに自信がなければ、こういった転職市場に流される可能性は高くなります。
なので、こういうデータに左右されない自分作りをしておけば間違いないのですが、市場と差別化した人材になるというのは、本当に難しいです。今はこのバブル求人状態を活用して、選択肢をいっぱいもって、利用できるものは利用する時期なんでしょうね。いつかやってくる不景気までの間、自分のスキル磨きをするのが賢いのかもしれません。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
コメントを残す