履歴書の資格欄で人を判断する
もちろんそれだけで、転職希望者を選別することはありませんが、「潜在的」にその希望者を学歴、資格、職歴など履歴書上で判断することは多々あります。他の希望者と比較するときも、「この人は簿記2級持っているのか」とか「TOEIC800あるのか」とかとか、資格が全くない人よりも有利に働くこともあります。
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腐っても資格ホルダー
本当はその資格が「有効かどうか」まで、しっかり人事や採用部署の責任者は応募者チェックしないといけないのですが、割といいかげんに「資格のあるなし」だけで判断してしまうケースはあります。
例えばわたしを例にとると、簿記2級を取得したのは20年くらい前の話です。工業簿記が今理解できるかと言えば、たぶん理解できません。それでも腐っても資格ホルダーなので、あの人は簿記2級を持っていると言われることがあります。
履歴書には資格の取得年月がありますし、多くの資格は更新制を取っていないので、その資格が本当にアクティブかどうかは分かりません。ただ履歴書に書いてあるだけで、ノンアクティブでも箔がついてしまうということが本当にあります。
あとは、資格を取るくらい勉強熱心な人と思われることもあります。資格を取得するということは、仕事への向上心もあると考えられてプラスに働くことがあります。たとえ資格自体が腐っていたとしても、そのプロセスを評価してくれることもあります。
書いてはいけない資格もある
例えば英検3級とか、TOEICスコア400といった全く意味のない英語資格を記載したり、聞いたことのないIT系資格を書いてしまって、むしろ自分の評価を下げてしまうこともあります。どの資格がその業界や業種において有効なのかという情報を入手しておくことは大切で、全くアンマッチだと業界のことを全く分かっていないという烙印を押されてしまうこともあります。
メッキははがれたとしても
資格だけで転職が有利になる業種職種もありますが、多くは参考程度にしかなりません。AさんとBさん、どっちがいい?という時などに、有利に働くことがあるので意味のある資格なら、相当昔に取得したものでも書いておいたほうがいいと思います。
入社後に、ノンアクティブ資格ホルダーだったとしても、たとえメッキがはがれたとしても、あとは実績で挽回していくしかありません。
履歴書に資格を書くときは、たとえ大昔に資格を取得したとしても評価されることもあります。市場評価の低い資格は書くとマイナスになるので、それは避けましょう。どんなに資格を使っていなくても、腐っていても、履歴書上で役に立つことは多いように思います。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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