老後は若い時の10倍に相当する早さで年月が過ぎるから、思い立ったら転職だ!

時間 早い 転職

貝原益軒の『養生訓』を読んでいたら、このような言葉を見つけました。

老後は若いときの十倍に相当する早さで日月が過ぎていくのだから、1日を10日とし、10日を100日とし、1月を1年として喜楽し、むだな日を暮らすようなことがあってはいけない。つねに時間を惜しまなければならない。心静かにして従容として残った年を楽しみ、怒ることなく、欲を少なくして、この残っている身体を養うべきである。
引用元:貝原益軒『養生訓』(講談社学術文庫)

年を取ればとるほど、時間が経つのが早いとよく言いますが、江戸時代の大ベストセラーにもすでにこのようなことが書いてありました。

この話は、実際に人間が体感する時間の早さともリンクしているらしく、同じ60秒でも70代や80代になると、40秒くらいの感覚になるのだそうです。

思っている以上に時間が経つのが早いということは、やはりやりたい仕事は早いうちに見つけて、人生を有意義なものにしたほうがいいということです。

時間が経つのが早く感じるのに、身体のほうはなかなか動かなくなっていくものです。時間はものすごいスピードで過ぎていく、なのにその一歩が踏み出せない、チャレンジができない、転職活動ができないという感じです。

わたしはさんざん転職をしてきて、先日も「よくもまぁ、そんなに転職できたよね」とお褒めの言葉?を頂きました。いろんな会社でいろんな人にあったことを、1ミリも後悔していません。むしろこんなに転職してきてよかったとしか思っていません。

いろんな比較をしてきた結果、今があります。これでいいと思えるようになったのも、失敗しながらもいろんな会社を経験したからです。

転職活動ってパワーが必要で、ものすごく疲れます。それでも得られる情報はとても刺激的だし、自分が転職市場においてどこにいるのかを確認することができます。そのことによって絶望することもあれば、喜ぶこともあります。

そういった日常にはない波を起こすことで、自分の行動範囲が数ミリ広がります。その数ミリ広がった先に思わぬ出会いがあったりして、それがまた思わぬ波を起こしたりします。

すべての波は、その一歩からなので、迷ったら動いたほうがいいです。動いたら後戻りできない環境、すなわち会社を辞めてから転職活動をするのではなく、会社にいながら一歩を踏み出すのです。

思っている以上に時間ってないので、迷ったらまず一歩踏み出してみることをオススメします。後で後悔するよりも、踏み出して後悔したほうが絶対にいいです。あの時ああしておけば・・・っていう後悔は、なかなか取り返すことが難しいです。

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ABOUTこの記事をかいた人

35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。