最近、40代から80代まで幅広い方々とお仕事する機会に恵まれています。
30代から50代が圧倒的に付き合いがあるのですが、急に60代、70代、80代の方々と話すようになって強く感じることがあります。それが、年を取ってからの「個体差」があまりにも大きいということです。
個体差とは、見た目、話す内容、お元気さなどが、60代を過ぎるとかなり幅が出てくるということです。定年を迎えて、すっかり隠居モードに入っている60代も入れば、70歳近いのに趣味もたくさん、地域とのつながりも多く、毎日忙しく生活されている方もいます。
なんでこんなに個体差が大きくなるのか・・・元気な人をたくさん見ているうちに、ある法則に気づきました。
社会とつながっているか、つながっていないのかの大きな違い
60代、70代の方と話していると、ジェネレーションギャップを感じる人もいれば、そうでない人もいます。ジェネレーションギャップを感じない人は、やはり情報をたくさん入手しています。バリバリという表現はこういう時に使うのだと思うのですが、60代でもバリバリなのです。
ニュースもよく見ているのか、話していても世代間特有の違和感みたいなものがわずかなのです。対して隠居モードの方は、会話も昔のことばかりだし、覇気もなくって、このままでは・・・と思ってしまうような言動なのです。
なんでこんなにも大きな差が開いてしまったのかというと、やはり社会とつながっているのか、つながってないのかの差だとわたしは思います。社会とつながっている、すなわち会社を辞めても役割がある人というのは、生活に張りがあります。いい緊張感といいますか、見た目も服装もきちんとしています。
対して緊張感から解放された隠居モードの方は、それはそれは会社員時代にご苦労されたのだと思います。その当時の仕事の話をしてくださるのはいいのですが、それは何年前の話ですか?それで今は何をされているのですか?とつい質問したくなるレベルなのです。
40代、50代に関して言えば、みなさん社会とつながっているのでそこまで個体差は感じません。しかし退職が見えた60代を過ぎた頃から、元気な人とそうでない人の差がどんどん大きくなっていくような気がしてなりません。
おそらくその個体差は40代、50代の準備期間から始まっていて、それが60代になって一気に拡大すると思うのです。生涯通じて、自分が何をしたいのかを見つけるという作業は、若いうちからやっておいたほうがいい・・・最近、シニア世代と仕事をするようになって強く思うことです。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
コメントを残す