AIと転職について、過去にこんな記事を書きました。
AIは採用プロセスや面接官の役割を果たすようになり、人事で採用担当している方は気が気でない状況がやって来つつあります。実際、わたしが以前やっていた仕事の部門はAIにとって代わられたという話を友人から聞いて、時代だな・・・そう思いました。
AI vs 人間という構図が多い中で、AIをこう使えばいいというニュースがあったのでご紹介します。
2015年3月からは、AIと利用者の婚活履歴を蓄積した「ビッグデータ」を活用。利用者が好みの相手を検索すると、同じ相手を選んだ別の利用者とグループ化され、AIがそれぞれの婚活履歴を解析し、「好みに近い」相手も選択肢として提示する。公共性が高い機関の紹介という安心感に加え、システム導入により、お見合いを申し込んだ際に承諾される確率は倍増した。
引用元:https://www.sankei.com/west/news/180405/wst1804050045-n1.html
結婚する相手を自分で探すとき、どうしても自分の癖であったり、価値観というところに縛られてしまい、似たような条件・容姿の人しか探せません。そこにAIが入ってきて、「こんな相手もいますよ」「少し範囲を広げてみましょう」と提案してくれるわけです。
これには紹介する側も癖や価値観、過去の経験みたいなものがあって、意外な紹介というのができないのかもしれません。しかし、AIに関して言えば、何の感情もなく、ただただ膨大なデータからマッチングしてくれるわけです。これは素晴らしいことです。
お見合いを申し込んだ際の承諾確率が倍になるというのは、とんでもないことだと思います。
AI婚活の発想は、AI転職でも生かされる!
このAI婚活の話は、そのまま転職にも生かされるわけです。
会社選びをするとき、どうしても自分の行きたい条件、過去のキャリア、年収など、自分自身で勝手に範囲を狭めてしまいがちです。転職エージェントも然りで、同じように自分の経験値で候補者の会社を決めてしまいがちです。それぞれが選択肢を狭めてしまっては、意外な会社の選択というのは生まれません。
しかし、AIはそこをいとも簡単にやってのけるのです。あなたのスキルでは、実はこんな可能性があります、こんな会社も内定もらえますって言われたら、それはそれはうれしいです。たまに相性の悪いエージェントもいますけど、AIならそういう人間の面倒な感情は必要ありません。この婚活の話は、いずれ転職業界にも浸透していくのではないでしょうか?
面接官と候補者のAI対決が実現したり、AIのロジックを先回りした生き馬の目を抜くような転職活動が始まるかもしれません。なんか面白い時代がやってきましたね。自分の可能性をどんどん広げてくれるAIは本当にウェルカムです。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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