身体を拘束する行為を「フィジカルロック」と言い、コトバや威圧的な態度で拘束してしまうことを「スピーチロック」と言うそうです。介護の世界で使われるコトバですが、「スピーチロック」は一般の会社でもよく行われていることです。上司による「スピーチロック」・・・ハラスメントと言われるので昔ほどではありませんが、まだまだこういう体育会系会社はあります。
会社員生活をしていると、気づかないうちにいろんなものに「ロック」されてしまいます。
例えば「マネーロック」。住宅ローン、教育ローンなど借金により、支払いに追われ他の支出に回すことができない状態を指します。お金にがんじがらめになっている精神状態も「マネーロック」と言えます、ちなみにわたしが作った造語です。
35歳からは「ロック」をいかに外せるか?
「下流老人」という本がよく売れていますが、老人貧困をテーマにした本が話題です。年収600万以上もらっている方が、両親の介護やご自身の病気など全くの想定外の事態に巻き込まれ、家を手放すという話は実例としてよく取り上げられるパターンです。会社の業績の悪化や、自身のポジションを失うことでも起こり得ます。前述した「マネーロック」状態でこのようなことが起きると、たちまち生活困窮者になってしまいます。
他にもなんとなくランチに一緒に行っているだけで、特に何もない「人脈ロック」。仕事や趣味など自分の行っていることが固定化されていなければ、人脈もどんどん変わっていくはずなのに、いつも同じ人とだけつきあっていると人脈が完全にロックされてしまうという、こちらも造語です。
残業2時間することをデフォルトとして働いてしまっている「時間ロック」。自分のやりたいことがあるはずなのに、業務時間として時間をロックしてしまい、自由時間がほとんどない状態を指す造語です。
恐ろしいもので、こういったロックは無意識のうちに自分自身をがんじがらめにしてしまっていることがあります。35歳から先はできるだけ「ロック」を外し、何が起こっても柔軟に対応できるようにしておくことがとても大切だと思います。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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