年収と幸福の相関関係については、以前よりいろんな記事があります。例えば、
プリンストン大学の調査により、世帯年収が7万5000ドル(約631万円)以下の人では収入と「喜び」や「満足感」といった感情は比例するのに対し、7万5000ドルを超えると「稼げば稼ぐほどハッピーになれる」というわけではなくなってしまうことが明らかになりました。(Gigazine)
単純に考えると、年収は多い方が幸福と考える人が多くて、だから一生懸命働いて豊かな生活のために頑張る。しかし一生懸命働くことには、犠牲が伴います。年収と 「役職」 は相関関係にありますから、年収が増えていくと次第に「役職」もあがります。
「役職」 が上がると責任も増え、たくさんのストレスがかかるようになります。一プレイヤーとしてのびのびできていたあの頃とは違います。このあたりから、
「あれ?年収も増えたし、役職もついたけど、毎日が疲れているような・・・・」
「いったい何のために働いているんだろう・・・」
という疑問がふと湧いてきます。振り返らずに進んできた道に、ふと疑問をもつ日が来ます。疑問をもったのはいいけど、気づくと自分の肩にはいろんなものを背負っています。家族を養う事、住宅ローンを返す事 など生活レベルが上がっているのはいいけど、降ろすことができない自分がいます。
こういうお話は本当によくある話ですが、だんだん価値観が変わりつつあって、この年収を増やさずとも、生活レベルを維持しながら、幸福度をあげることができる人が、若い人の中で増えています。とてもいい流れだと思います。
わずか10年で世の中は大きく変化しているし、ここから10年後も大きく変化していくのは確実です。目に見えて変わっていくのは、第二次ベビーブームであるブログ読者様の皆様が、40代・50代にシフトしていくことです。
プロ野球の球団のスポンサーが、この10年で様変わりしてます。嵐はまだ活躍していると思いますが、SMAPは何かしら変化していることでしょう。幸い東京オリンピックが2020年に開催されるので、7年後の目標を立てる方が多くなっています。
世の中の流れに無理について行こうとするのではなく、その変化を感じて柔軟に受け入れる事ができる歳の取り方 をしていきたいです。自分の今までのキャリアや経験というのは、もちろん役に立つと思います。しかしその「貯金」を振りかざす歳の取り方はしたくないです。
そういう生き方ができれば、「幸福」がついてきて、あとから「年収」がついて来るって思います。年の瀬なので、とくに編集することなく、だらだらと書いてしまいました。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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