仕事における 「習慣化のデメリット」 とは?

習慣化

サラリーマン生活をしていると、最初は不思議に思えていたことが、いつしか不思議に思わなくなり、その後当たり前化して、習慣化する。習慣化するともっと不思議に思えなくなり、そして意味もなく継続する。最終的にはそれが会社のスタンダードになり、同僚や上司が当然のように振る舞って、

「うちの会社だと、それがルールです!」

とか言い出して・・・・。新人さんが全うな事を言ったとしても、この段階まで行ってしまうともうアウト。人の意見を聞き入れることができなくなっています。例えばですが・・・・

A3の資料が大好きな会社

以前いた会社は、A3の紙に文字ビッシリが大好きな会社でした。老眼のおじさんは、メガネをずらして必死でその紙を見ています。そんなA3の紙ビッシリな資料を会議前日の夜まで必死に作り上げて、実際会議参加者が目を通すのは、会議直前。

「こんな会議資料、読めるか!!」

そう思っていたんですが、会議参加者は会議が始まると同時に、その資料を必死に読み込みます。最初見た時の衝撃は忘れられないんですが、その会社の人は何にも不思議に思いません。

「プレゼン資料は簡素に分かりやすく」

できるだけ字は使わない、図やグラフが使えるならそれを使う、時間内に分かりやすく簡潔に!と教わってきたので、試しにこの事について聞いてみると、

「うちって、こうなんだよね~」

って、はるな愛かっ!って言いたくなるような回答で、がっかりしました。確かにその会社ではスタンダードですが、明らかに世の中のスタンダードから見たらかなりおかしなことになっています。

「習慣化」って本当に怖くて、世間から逸脱していても、最初はおかしいな?って思っていても、そんなものすべて吹き飛ばして、「継続は力なり」と言って、全く意味のない事を続けてしまう恐ろしいものです。

一方で「習慣化」はすごくラクです。習慣という名のもとに、考える事を止めるからです。思考停止状態なんだけど、手足は動くんですよね。今までの習慣化をあえてやめてみると、面白いです。

・通勤経路を変えてみる
・通勤時間を変えてみる
・手帳を新調する
・ランチ仲間を違う人にする

変化って大変なんですけど、やっぱり変化は大切です。ブログ的には「変化=転職」と結びつけたくなるんですが、それはやめときますね。

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ABOUTこの記事をかいた人

35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。