「持ち家」と「賃貸」どっちがお得? という記事は、永遠に人気記事なのでしょうか?何年経っても対決を繰り返しては、
- 持ち家派がやっぱり有利だった、家賃を払うなんてもったいない
- 信用があるから、お金は借りられるんだ
- 賃貸派が有利だった、利子まで含めた総額は持ち家のほうがすごい
頭金が多いかどうか、低金利時代の今ローンを組むのか、金利が高かった昔にローンを借りたのかという、金銭面での条件でも変わってきます。「お得」というコトバに弱いわたしたちは、より有利な条件のほうを選びたいと考えます。
家を買おうかどうか悩む方々は、この2択で議論を始めてしまうのですが、「会社員として、定年まで勤めあげられられるか」「退職しても、独立したりフリーランスで食べていけるか」まずは自分のキャリアであったり、スキルについて考える方が先ではないでしょうか?
なぜ、突然こんな話を始めたかというと、2009年放映のNHKスペシャル「35歳を救え!」という番組の記事をたまたま見たからです。
大手印刷会社で勤務していたものの、配置転換&残業カット等で年収300万になってしまい、千数百万のローンを抱えている彼は2人目の子供をあきらめた、自分たちが子供のころのようにすべてを子供に対して与えてやれるか、年収200万では結婚はあきらめざるを得ないといった35歳男性の話など、当時扱っていたようです。
2009年当時、このように考えられていたのですが、2016年の今はどうでしょう?
雇用が安定せず、収入が伸びず、消費が落ち込み、これがさらなる所得の低迷をもたらす悪循環に陥るため、向こう20年間の実質経済成長率がゼロと予想され、20年後、失業率は5%台から10%を優に超えると予想される
引用元:http://okanejuku.blog92.fc2.com/blog-entry-637.html
1997年、30~34歳の男性の所得分布で、最も多かった年収は「500~699万円」であったが、2007年には、それが「300~399万円」となっている。この10年で、低所得化が急速に進んでいる
引用元:http://okanejuku.blog92.fc2.com/blog-entry-637.html
あれから7年が経過していますが、やっと「働き方」改革をしようということになりました。変化のスピードは年々早くなっていますし、未来はどうなるか分からないのですから、お金で未来をロックするというのは危険だなぁ・・・と、持ち家vs賃貸の記事を読むたびに思います。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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