月~金の朝7時の情報番組 TOKYO MXテレビの 「モーニングクロス」 。
横並びな民法キー局と違って、変わったテーマを取り上げてくれるのでよく見るのですが、ゲストの江上剛さんが紹介してくれた「風通しがよい&社員の士気が高い企業ランキング」 について取り上げます。
このランキングをまとめたのは、(株)ヴォーカーズ。このブログでもたびたび登場する転職口コミサイトの 「Vorkers」 を運営している会社です。口コミサイト 「Vorkers」 自体については、下記記事で以前ご紹介しています。
ランキング結果から分かること
「風通しのよさ」 「社員の士気」 のアンケート結果から分かる事を、解説してみます。囲みはVorkersの考察の引用、囲み後のコメントはわたしの考察です。
1.「風通しのよさ」の考察
1 位の「コンサルティング、シンクタンク」業界では、若いうちから徹底的に論理的思考力を鍛えられます。 重要なのはファクトやデータ、ロジックであり、上司の意見が絶対ではなく、新人も先輩・上司と遠慮なく 議論を交わすことを奨励される会社が多いことが、「風通しの良さ」業界ランキング 1 位の背景にあると推測されます。
Vorkersの特徴として、口コミ件数が最も多い業界がコンサルティングやシンクタンクです。これが何を意味するかというと、「それだけ人材の出入りが激しい」 ということでもあります。”獅子を谷底に落とす” 的なところも多々ありますが、妙な政治的な駆け引きも少ないので、風通しだけ考えればその通りです。
2.「社員の士気」の考察
1 位の「総合商社」では、若いうちから、社員一人ひとりに与えられる仕事の規模や権限が相対的に大きく、社員の士気も大いに鼓舞される環境があると推測されます。1 位から 3 位は、「風通しの良さ」と同じ業界 がランクインしています。
「風通しのよさ」 と同じ業界がランクインしていることから、最も大切なのは 「どれだけ権限を委譲できるか」、「どれだけ仕事を任せてもらえるか」 これが大切ということです。
本当のランキングの見方とは?
単純にレポートを見ると、商社やコンサルティング業界が風通しがよく、社員の士気が高い!という事になりますが、そうではありません。見方として正しいのは、
「同じ業界内でスコア比較する」
ことです。社員の士気は入社3年で大きく低下すると、Vorkersは分析しています。特にコンサルティング業界は2年~3年で転職してしまう人も多いので、スコアがいいという見方もできます。メーカーのスコアが低いのは、勤務年数が長い人が多いからスコアが悪いという見方もできます。
下記が元記事ですので、ご自分の会社や業界が他と比べてどういうスコアか?(5点満点です)チェックしてみてくださいね。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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