「怖い物見たさ」
というコトバがあるように、怖い物を ”あえて” 見たくなるという人間心理があります。転職先の怖い物とは、会社がブラック企業であるかどうかです。パワハラ、離職率が異様に高くないか、休みが異様に少ないなど、ついつい入社前に調べてしまうのは、怖い物ばかりです。
生まれつき持っている「ネガティブ・バイアス」
もともと人は、悪い物事に目が向くような性質を持っているようです。これを「ネガティブ・バイアス」というコトバで表現するのですが、転職活動中は特にこの「ネガティブ・バイアス」が強くなるように思います。
ブログで何度かご紹介してますが、あるアンケート結果で、会社の評判をどうやってチェックするかの第1位は2ちゃんねるです。いかに自らネガティブな情報を探しに行っているかということが分かります。
このネガティブバイアスは、自分の持っている不安以上に深刻なものと考えられるようになるとのこと。転職口コミを集めているうちに、自分の持っていた不安はさらに増殖され、結局は集めないほうがよかったという結果になります。
わたしもネガティブバイアスがよくかかります
自分自身、5社で働いた経験がありますが、転職活動中は毎回ネガティブバイアスと戦ってきました。ついつい2ちゃんねるを使って、転職先のブラック情報を集めるということをいつもしていました。しかし、あるときふと思った事があります。それは、
「そのブラック情報は、その書き込みをした人の感情だ」
ということです。上司がものすごいプレッシャーをかけてくるという書き込みは、書いた人にとってはつらいものなのかもしれません。しかし、自分が転職したら、心地いい刺激になる可能性だってあります。
年間休日が120日しかないとボヤく書き込みも、元々年間130日の休日があった人が10日減らされてボヤいている可能性もあります。年間108日しかない人から見れば、パラダイスです。そこに書いてあるブラック情報には、自分目線が欠けています。
- 元々、怖い物が見たいという衝動を人間は持っている
- ブラック情報を集めすぎると、かえって不安な要素は深まる
- ブラック情報は自分目線に欠けている
という認識を持ちながら、企業のネガティブ情報と向き合うといいと思います。すべてを満たしてくれる会社などないのですが、理想を追求してしまうんですよね。
クチコミサイトをまとめた別記事がありますが、ネガティブバイアスにかからないように注意しながらチェックしてみてください!
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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