ドイツにはジョブホッパー差別はないし、有給は全消化ってすばらしい!

ドイツの働き方

ドイツ首都・ベルリンで暮らすフリーライターの久保田由希さんが語る「ドイツの働き方」の話がためになったので、取り上げます。

ドイツでは職種に関わらず、長時間労働は会社から評価されませんし、社員も定時退社できるように仕事をしています。プライベートを充実させたいのが、多くのドイツ人。
引用元:https://job.cinra.net/series/kubota3/

日本は、居る時間で評価される部分もあります。17時30分ダッシュで帰社しようものなら、上司や同僚の目が気になって帰りづらいといった文化がまだまだ主流ではないでしょうか?

またドイツでは度重なる転職はごく普通だそうで、日本のようにジョブホッパー差別はないそうです。わたしがフィリピンの人と転職観について話したときも同じ反応で、日本ってそうなんだ~って話してたことを思い出しました。またドイツでは、定時退社するために昼休みを返上することもあるんだとか。わたしの友人がイギリスで仕事したときも、このような事があると話していました。

多少昼休みを削ってでも、定時退社したいか・・・わたしはそうしたいです。さらに有給はこう考えているそうです。

「有給は全消化が当たりまえ」

日本はだいたい未消化、さらに毎年繰り越して、

「うわぁ~、有給日数MAXになっちゃった~」

なんて人多いですよね。何の自慢でしょう(笑)退社のときにきちんと消化できればいいのですが、

「結局、有給使い切らないまま辞めちゃった!」

これも、よく聞く話です。インタビューに答えた方は日本とドイツ両方で働いた方で、このような違いがあったそうです。

日本では、遅くまで会社にいるのが普通という感覚でした。例えばドイツなら、早く帰宅するために食事は後回しで仕事をするときもあります。でも日本では、仕事を中断してとりあえず夕食を食べに行き、その分遅くまでオフィスにいるという働き方でした。
引用元:https://job.cinra.net/series/kubota3/

確かにそうです。夕ご飯をコンビニで買ってきて、デスクで食べながらさりげなく残業アピールしてみたり、近くで軽く食べてオフィスに戻って23時まで残業したり。

このドイツの発想を、日本で実現するのは本当に時間がかかると思います。あと20年、30年かかる話かもしれません。時間になったら強制的に電気が切れて仕事ができないとか、それくらい強烈なことをやらないと厳しいのが現状です。前の会社では、

「22時ですよー、深夜残業しないで、帰ってくださいー」

とオフィス中、言って回った経験があります。正直なにやってるんだろう?って思いながら巡回しましたが、わたしの言っていることを無視して黙々と24時まで仕事している人はもっと意味不明でした(笑)

ワークライフバランスもだいぶ有名にはなりましたが、まだまだ日本人の文化として変わるまで時間がかかりそうです。

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2 件のコメント

  • ドイツ在住です。
    ドイツでの転職者にとって、国籍関係なく転職回数や年齢、男女差別は日本同様普通にありますよ。取材されたフリーライターの方の周りは違うのかもしれませんが、一人の方だけの話を鵜呑みにして記事にすることは危険だと思います。
    雇用者の有給や残業勤務などの労働法で定められている部分は、遵守しなければ雇用者側が罰金を科せられる仕組みになっています。これが雇用者はさっさと帰宅できる理由です。
    ただ、特に罰金などが特に定められていない一般企業への転職に関しては、ジョブホッパー、年齢、男女差別が採用前に水面下であるのが現実です。

  • ドイツ在住さま

    コメントありがとうございます。

    >雇用者の有給や残業勤務などの労働法で定められている部分は、遵守しなければ雇用者側が罰金を科せられる仕組みになっています。

    日本もこれくらいやらないと、きっと変われないんだろうなと思って読ませて頂きました。ドイツもこの記事以外のケースもあるということですね、勉強になりました。ありがとうございます。

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    35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。