エン・ジャパンが実施したアンケート「カウンターオファー」 の結果が意外だったのでご紹介します。
カウンターオファーとは?
簡単に言うと、引き止め工作です。転職決定後に、上司から昇給や昇進を提示されることを言います。わたしはカウンターオファーをした経験はなく、提示された事はあっても受けたことはありません。
アンケート結果の一部を引用しますと、
調査結果によると、転職希望者に「カウンターオファー」を受けたか聞いたところ、「ある」と答えたのは32%だった。「ある」と答えた人にカウンターオファーの内容を具体的に聞くと、「昇給」が31%で最も多く、以下は「特に条件なし」(27%)、「他部署への移動」(23%)、「昇進」(17%)、「新たな事業を任せること」(16%)と続いた。
そこで、カウンターオファーを受けて転職をやめたかを聞くと、転職を思いとどまったのは24%だった。転職を思いとどまった理由を聞いたところ、「新たな事業にかかわれる」が36%が最も多く、以下は「提示された昇給額がよい」(33%)、「提示された昇進内容が良い」・「職場の仲間の引きとめ」(15%)などが挙がった。
この結果、どう思いますか?
4人に1人はカウンターオファーを受けると、転職止めるんですよね・・・わたしの体感とはまるで違う結果でした。特に転職を思いとどまった理由を、別の解釈で考えると、
新たな事業にかかわれる → 今の仕事があきた
提示された昇給額がよい → 給与に不満がある
提示された昇進内容が良い → タイトルに不満がある
「職場の仲間の引きとめ」 はアンケートを見ると、”今の職場の仲間をがっかりさせることに気がとがめたので” とあります。だいぶニュアンスが違うのですが、これなんかはもはやカウンターオファーうんぬんの問題ではありません。この程度で転職を思いとどまるというのは・・・驚きです!
転職活動中はこういった本音を隠して内定をもらった人も、”上司の悪魔のささやき” にころっといってしまうというわけです。これで転職をせず居残ることで、本人がハッピーなら問題ありません。ここで悪魔のささやきと書いたのは、引き止め工作から妨害工作へ発展することがまれにあるということです。
様々な妨害工作
一番多いのは、一度辞表を出したという事実を社内でシェアされてしまうことです。上司が単独でカウンターオファー出せる力があって、辞表を提出した事実を胸の奥に留められるのならいいです。実際は上司の上司や人事とオファーを相談することになり、結果社内で広がります。
「うちの部署に来たのはいいけど、どうせ辞めちゃうんでしょ」
と言われたら、モチベーション落ちますよね?妨害している意識はなくとも、十分妨害のようなものです。もう一つは転職先をついうっかり言ってしまったために、転職先にまで連絡をして妨害するケースです。意外と似たような業界に転職するものなので、知り合いがいるケースが多いです。その知り合いを通じて妨害するものです。
何が本人にとってハッピーかは違うんですが、辞表を提出した時点でいつも会社に未練がないので、カウンターオファーを受けるという選択は自分にはないですね・・・・
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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