異業種・異職種へ転職を希望する人がやるべきこと

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元会社員から転職し、ある業界のお仕事をフリーランスとして受けた時、生まれて初めて「飛び込み営業」を経験しました。

元々、営業職の経験のないわたしでしたが、業界の慣習がなぜか「アポなし」が一般的で、やむを得ず「郷に入れば郷に従え」ということで、忙しいところアポなしで突入しました。

もうすぐ平成も終わろうとしているこの時代に、アポを取ろうと思えばメールやSNSで簡単に取ることができます。しかしその業界がなぜアポなしが一般的かというと、業界全体がアポなしで動いているから、時間を決めて動いていてもその通りにならないという理由でした。アポを次のアポが帳消しにする世界、恐ろしすぎる・・・

異業種の営業を経験して思ったこと

例えば、パワハラ上司から

人事部
おまえ、今日中に新規の得意先を10件開拓してこい!取るまで返ってくるな!

と言われて、ヘロヘロになりながらいろんな会社を回っていたら、メンタルもやられると思います。営業職の方なら、こんな経験を何年も続けたりして、それはそれは大変なお仕事です。

しかし、わたしがアポなし営業をやった時は、無理にやらされた仕事ではなくて、むしろ自らやらないといけない仕事でした。その新規開拓はすべて自分のためであって、体力的に大変でしたが、むしろ目的意識があって頑張ることができました。

精神的にはどうだったかというと、やはり心は折れました。知らない人が突然お店に飛び込んできて、そこで自分の商品をセールスするわけです。とりあえずパンフレットは受け取ってくれるものの、後日連絡がないところのほうが圧倒的に多かったのは事実です。それでも、100件以上も回ると、中にはじっくり話を聞いてくれるところもあるから不思議です。

この時に得た教訓が、

「何事もやってみないと分からない」

ということでした。ふつうに考えれば、アポなし営業などという非効率なことは避け、友人・知人のつてを利用して営業活動したほうがよっぽど時間も効率的ですし、メンタルもやられません。しかし、前に進んでみるとあら不思議、感覚的には8割以上は成果なしでしたが、それでも2割くらいは話を聞いてくださったり、注文につながったところがあったのです。

異業種・異職種に転職したい人がやるべきこと

もうひとつ思ったのは、自分は事務経験しかない、エンジニアしかやったことがないという人でも、わたしの飛び込み営業のように全く違う職種を経験してみると世界が全く違って見えるということです。同じキャリアを追求することを美徳としている日本ですが、まったく違うことにチャレンジすることで開ける世界というのが必ずあります。わたしの飛び込み営業経験も、そのあとの営業の仕事で役に立ちました。

転職活動においても、異業種や異職種に経験してみたいと思うことがあるかもしれません。そんな時は、「わずかな共通点」を無理やり見つけて、とりあえず応募してみるといいと思います。わたしもメーカーからITコンサルタントに転身したことがあるのですが、共通点は「製造」という、かなり強引な設定で押し切り成功しました。

わずかな共通点だと自分は思っていても、応募先の企業側が勝手にたくさんの共通点を見つけてくれることがあります。わたしのケースも最初は小さな糸口でしたが、企業側からメーカーの知識はITではここで使えるということをたくさん教わりました。何事もやってみないと、本当に分からないので、とにかく異業種だろうが異職種だろうが、年齢に関係なくエントリしまくることをオススメします!

わたしが最もお世話になった転職エージェント→   リクルートエージェント

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ABOUTこの記事をかいた人

35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。