先日、東京・虎ノ門で行われた「35歳からの転職ナイト」。
この中で「ポータブルスキル」という業種や職種が変わっても通用する、持ち出し可能な(社外でも通用する)能力が、専門知識や技能よりも大切だという話がありました。上の写真が示す通り、活躍する人材は業種、職種ともに関係なく、まんべんなく活躍することも分かりました。
事実、35歳からの転職サービス「キャリアリリース40」で転職に成功されたAさん(44歳)も異業種で、ポータブルスキルを活用して活躍されています。
「年を取ればとるほど、自分の専門知識・専門技能を生かさないといけない」
という幻想を、採用する側も応募する側も持っているということもイベントで明らかになりました。しかし、マイナビニュースの 35歳以上でも「転職で成功している人」の3つのポイント という記事には、いわゆる今までのミドルに求めるスキルの典型例が載ってます。
具体的に「ミドル世代の採用時に企業がもっとも重視するポイント」については、「業界知識や経験」が32%、「マネジメント能力や経験」が29%、「採用職種の知識や経験」が21%という結果でした。
専門的スキルを持って、すぐに部下を率いて仕事を進めていけるような“即戦力”が求められているようです。そういった経験や知識を持っている人であれば、ミドル世代であっても引く手数多なのでしょう。
引用元:http://news.mynavi.jp/news/2015/07/31/164/
このようにポータブルスキルの大切さはまだまだ浸透してませんが、重要だと気づいている企業も増えています。わたしはもうひとつ異業種、異職種への転職で大切なスキルがあると、実体験から思っています。それは・・・・
ポータブルスキルの他に必要なもう1つのスキル
35歳からの転職で求められるマネジメント力。上司として転職する場合、やはり業界知識や経験を部下より持っていた方がいいですよね?わたしも異職種へのマネジメントポジションに転職した時、最も苦労したのはここです。
「部下より知識がない・・・」
ただ時間が経つと、部下も上司の能力が業界知識以外のところにあるということに気づいてくれます。
・この人は業界知識がないけど、数字に強い人なんだな
・この人は専門技能がないけど、人をまとめる統率力に長けた人なんだな
部下よりも業界知識がない、専門スキルが足りない・・・最初は悩みます。この悩みを乗り越える精神力があれば、最終的には部下は上司のパーソナルスキルに注目するようになります。
優れたパーソナルスキルを持った35歳以上の人は多いです。もうひとつ異業種・異職種への転職で必要なスキルとは、知識や経験に乏しい業界でも頑張っていける「精神力」です。下手すると最初は部下から、「そんなことも知らないんですか!」とか言われることもあります。でも、部下には知識はあっても、パーソナルスキルでは上回っているわけです。
「転職の悩みは、時間が解決する」
ブログでよく書くことなんですが、異業種・異職種へ転職する時は特にこれが重要です。わたし自身は、精神力が弱かったので長い時間悩みました・・・部下より知識がないという負い目を克服する精神力とパーソナルスキルがあれば、どんな異業種・異職種でも転職できます。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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