わたしは「面接対策本」が嫌いで、あまり読みません。
新卒の時はそれこそ「面接の達人」を読み込んで、頭に回答をインプットして面接に臨んでいました。しかし、20代、30代と面接を何十回と受けるにつれ、対策本がハマらないことに気づきました。いわゆる面接で一般的な質問(長所・短所、情報収集の仕方)などには、面接対策本は有効でしたが、それ以外はホントしっくりこないのです。
「なんでだろうな・・・対策と書いてあるのに・・・」
面接対策本の著者プロフィールを見ると、「過去に1万回を超える面接」をした強者だったということがよくあります。読者もそれを見て、
「この人だったら面接経験が豊富で、面接対策を教えてくれそう」
そう思うのが普通で、それを信用して本を買います。ところがこの面接の強者というのが曲者で、人を見る目がある面接官であればいいのですが、完全に「自分の数多くの面接経験」に酔ってしまって、面接はこうあるべき!というルールを作ってしまう人がいます。
面接慣れした人事より現場社員の面接は手ごわい
わたしはこういった強者の面接よりも、慣れてない現場社員との面接がとても好きです。やはり現場感が伝わってくるし、質問の内容も業務に寄った鋭い質問で、ハッとさせられることも多々あります。こういった人は面接の経験回数は少ないので、いわゆる面接対策本のような質問をほとんどしてきません。
今、目の前にある業務が、この人が入ったらどう変わるかという視点でのみ見てくれるので、定番の質問なんてどうでもいいわけです。そんな現場担当者の面接の模様も転職口コミサイトを見れば、過去の面接の内容が書いてあります。わたしがよく使うのは、「キャリコネ」です。
例えばアマゾンジャパンを例にとると、転職面接だけで107件もの書き込みがあります。1か月の残業時間も投稿者の集計結果が出ていますし、給与も手当別に細かく載ってます。
当たり前ですが、全部を無料で見せてくれるわけではなく、
このように会員の無料登録さえすれば、細かい口コミを見ることができます。対策本を読むよりも、こういった転職口コミサイトを読んで対策を練った方がはるかにいいと。面接のリアル感が詰まっているので、対策本よりも刺さるポイントが満載です。
ただ、不合格だった人が冷静に書いてくれればいいのですが、どこか恨み節的なことを書く人もいらっしゃいます。口コミを読み解く力が、これからは必要になります。5chを利用する人が多い転職口コミの世界ですが、5chからホンネを読み取れるようになれば本物です。
対策本ではなく、口コミサイトを読み解く力がこれからは必要な1つのスキルです。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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