10年前の元上司に会った時の話です。
当時のわたしはまだ若く、根拠のない自信があったりしたので、上司としては扱いづらい部分も正直あったと思います。10年も前のことなのに、上司はその当時の事をよく覚えていて、
元上司: 「あの頃って、なんでもこいっていう感じだったよねー」
わたし: 「・・・・・」
当たってるし、よくもまぁ10年も前のこと鮮明に覚えているなぁ~ 心の中でそうつぶやきました。さらにダメだしされるかなぁと思っていると、褒めて頂いてホッとしました。そのとき、同僚Aの事をふと思い出したのです。
一度ついてしまった評価はなかなか消えない
同僚Aは ”人としてダメ” で、人の役職がどうとか、給料がどうとか ばかり言っては、人を不快にさせる人でした。そんな同僚Aのはなしを、元上司が始めました。
元上司:「Aって、相変わらずらしいよ」
わたし:「人って成長しますし、Aさんも今は違っていると思いますが・・・」
元上司:「人間の本質なんて、そんな簡単には変わらないよ。歳とってパワーアップしてるかも・・」
わたし:「・・・・・」
人としてNGな仕事をした人の評価って、10年経っても変わらないんだな・・まずこう思いました。一度失った信頼はそう簡単には戻らない とよく言いますが、10年という時が経っても戻らないって、本当に恐ろしいなと。
一緒に仕事をしている時は、人間的にNGだとしても、仕事ができていれば特に問題ない事もあります。でも会社を離れ、時間が経過していくと、仕事ができるうんぬんよりも、人間的にどうだったのか?という方が、強く残ってしまって、そちらの評価で事は動いていくんだなと。
そしてその情報は狭い業界をかけめぐり、同僚Aさんは同業他社の面接を受けても、その情報が聞いているせいで、面接が通らないんだそうです。そういった情報にうとい私の耳にも、同僚Aさんがどの会社を受けたという情報が入ってきます。必要ないんですが、友人同士の話に出てくるんですよね、ひょこっと。
人の噂も七十五日 といいますが、七十五日どころではないです。10年でも消えない傷というのもあります。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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