先日の踊る!さんま御殿で風間トオルさんが、
「白髪染めのタイミングがいつか分からない」
という話をしていました。風間さんは52歳ですから、かなり白髪が多くなるお年頃。好きな時に染めればいいんじゃない?と誰もが思うところですが、わたしはこの話を聞いて、仕事上のキャリアと重ねてしまいました。
どこで老いを認めるのか
誰もが歳を重ねて、老いていきます。白髪は個人差こそありますが、それこそ35歳以降でちらほら見え始める方が多いかと思います。最初は黒髪の中に白髪が隠れているので表には出てきませんが、次第に白髪の本数が増えて黒髪よりも主張を始めます。
ある日を境に白髪染めを行わなくなり、自分は白髪のまま生きていく!と決断する日が来ます。(一生染め続ける人もいるかもしれませんが)これがお仕事にどこか共通しているような気がして・・・・
例えばデザイナー職などクリエイティブな仕事をしている人が、若手デザイナーの作品を見て、ハッとさせられたとします。悔しいかな素晴らしいデザインで認めざるを得ない、でも自分はまだまだ現役。認めてしまったら、自分の老いを認めるようで怖い・・・
プログラマーのコーディングも、若手のセンスあるコーディングを見てハッとさせられたり、流行に敏感な若手がいい商品開発をしてハッとさせられたり、こういう事は歳を重ねると起こるものです。
白髪染めは今までの経験値
そんな時に “経験値で” 取り繕いをしたりしていませんか?
自分の方が経験もあるし、優れている。経験に勝るものなし!そう思ったりしませんか?
これは老いを隠す白髪染めのようなもので、一時的には黒くなるので若手を言い負かす事ができます。でも所詮染めただけで、若手の能力にはかなわないのです。仕事単体でみれば、経験も役職も関係ありません。そのデザインが、その商品が優れているかどうかだけです。
もちろん経験がものを言う瞬間も多々ありますが、仕事上でもどこかで白髪を染めない日がくるわけです。年齢は本当は関係ないのですが、市場価値がなくなってきている=老いです。長く会社にいると、自分の市場価値も見えなくなるので、自分の白髪に気づかないこともあります。
まさか風間トオルさんの一言が、こんな文章になるなんて・・・そんな時に白髪が似合う大人でありたいなとも思うし、黒髪で居続けたいという思いもありますね。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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