プレジデント・オンラインの「50代からの転職『すぐ決まる人、決まらない人』」を読みながら、50歳からの転職について考えてみました。しかし、これは35歳からの転職の延長のように思えてなりません。
転職の面接で、その的を無視して「私は部長職を務め、こういう仕事をしてきました」などと経歴を滔々と述べる管理職の方がいますが、これはいかに全力投球であってもただの的外れのボール球。求人側の人事担当者からすれば「素晴らしい経歴だが、うちには合わない」という話になります。
引用元:http://president.jp/articles/-/21333?page=3
「若さ」はある意味武器で、ただ若いというだけで採用の可能性はグーンとアップするし、転職先の選択肢も増えます。企業人事は、定年までまだ20年以上もある人材に長期の夢を描き、若さ=ポテンシャルと思いがちです。
50歳からの転職はプライドをそぎ落としていくこと
引用したコトバにもあるとおり、「部長職を務め」とか「〇〇という企業に20年在籍した」とか過去の栄光を自己PRとして使ってしまう方がいます。自分の実績を職務経歴書に書きますし、面接でもアピールすることはあると思います。しかし、そのアピールが「現在」とマッチしているのか、10年後も役に立つものなのか、過去よりも未来の光が見えるようにしないといけません。
「若さ」がない分、過去の実績でカバーしたくなる気持ちは分かるのですが、判断するのはあくまで企業側。歳を取っていても使えるスキル、人脈など、いろんなものを精査しています。
結局、50歳からの転職は、過去の実績や経歴を謙虚に見つめて、自分のプライドをそぎ落としていく作業が必要になると思います。50歳だけではなく、35歳からの転職でも同じ作業が必要なのですが、よりたくさんプライドをそぎ落とす作業が必要なのが50歳からだと思います。
50歳とは思えない見た目、バイタリティ、好奇心の持ち主は、たくさんいらっしゃいます。何歳になっても柔軟に対応できる方もいらっしゃいますし、年齢は本当は関係ないことが多いです。
50歳という年齢のレッテル貼りは強烈なものなのかもしれませんが、大きく個人差があるように思います。歳を重ねていくほど、えらく老け込む人と、若々しい人の差が大きく出るように思います。以前、リバースメンタリングという考え方(下記関連記事参照)をご紹介しましたが、50歳になっても若い人から情報を吸収しようという意識を忘れてはいけないと思います。昔に比べれば、40代も50代も転職チャンスは増えてますよね。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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