転職の相談は上司にすべきか?

転職 上司 相談

転職しようと、意思が固まりました。そのあと、どのような行動をとりますか?

  1. まずは上司に相談して、転職すべきかこのまま会社に残るべきかを聞いてみる
  2. 上司には言わず、黙って転職活動を開始する

わたしは相談される側の上司の経験もありますし、自分から転職活動をしたことも何回もあります。不退転の決意で転職を考えている人ならば、迷わず2番をオススメします。まだ転職しようかどうかを悩んでいる人は、1番をオススメします。その理由をご説明します。

上司への転職相談は会社に筒抜けになると考える

わたしが上司だった時も、「実は相談があります」という部下はたくさんいました。相談内容は今の仕事に対する不満であったり、待遇、他の人と比べてどうこうという内容でした。中には転職しようと思っているという相談も多くて、そういう場合は必ず「考え直してみて」と、1回は言うようにしていました。

上司として、3つのパターンがあります。

  1. 1回は「考え直してみて」と言って引き留めておかないと、その人がやる気をなくしてしまう
  2. 上司にもその上司がいるので、場合によってはさらに上へ情報として伝えなくてはならない
  3. 実は辞めて欲しいと思っている人が、転職相談に来ることもある

転職の相談に来る人の多くは、「自分がその会社で必要とされているかを、どこかで確認したがっている」というのもあります。上司があっさりと「そっかぁ、その意思尊重するよ」なんて言った日には、相談に来た部下は落ち込んでしまいます。まだ会社に残ろうと思う気持ちを少しでも持ちながら相談に来たのに、最後通告を突きつけることになります。

言い方は悪いのですが、社交辞令的に「考え直してみて」と言ってました。それで転職を思いとどまって、現職で仕事で活躍した人を何人も見ていますので、これでよかったんだなぁとその都度思いました。

上司の上司にも、当然相談内容は伝わります。本当に辞めて欲しくない人の場合、組織の再編や仕事の役割の見直しを上司の上司と考えなくてはならないからです。気づくと、その上司が別の人に話していることもあって、なんとなくみんな知ることになります。

辞めて欲しい人が相談に来る場合でも、やっぱり一度は「考え直してみて」と弱いトーンでいいます。でも会社の立場で考えればラッキーな面もあるので、本人の意思を尊重するようなことを言って、穏便に事を済ませるようにします。

腹黒いなぁと自分でも思うのですが、それが組織を運営していく上ではとても大切なのです。本気で転職を考えているひとは相談などせず、外部の転職エージェントであったり他社の友人であったり、直属を避けて相談するべきだと思います。いろんな人に相談した結果、最終判断はあくまで自分です。

わたしが最もお世話になった転職エージェント→   リクルートエージェント

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1 個のコメント

  • 前回コメントの返信ありがとうございます。

    ちなみに仕事は正規雇用ですか?非正規雇用ですか?

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    ABOUTこの記事をかいた人

    35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。