転職理由ランキング1位の「他にやりたい仕事がある」って何だろう?

転職理由 他にやりたい仕事

Dodaのプレスリリースより、引用します。

今回は、2012年上半期(2012年4〜9月)から10回連続で「ほかにやりたい仕事がある」(13.1%)が1位に。次いで2位が「会社の将来性が不安」(9.8%)、3位が「給与に不満がある」(8.8%)という結果でした。
引用元:https://www.persol-career.co.jp/news/research/2017/20171127_02/

「ほかにやりたい仕事がある」が10回も連続1位というのは、正直驚きました。「ほかにやりたい仕事がある」その仕事の中身までイメージできていますか?と質問してみたら、どうなるのでしょう?

もし即戦力として、次の会社に入って、面接時からきちんとそのやりたい仕事をアピールできていれば、その仕事ができているかもしれません。しかし、あまり期待されていなくて、面接のときもさほどアピールしてない穴埋め要員だった場合は、自分ではやりたい仕事があったとしても、その会社の穴をひたすら埋めるだけの仕事がしばらく続くこともあります。そうするとまた、「ほかにやりたい仕事がある」と言って、次の会社へ転職してしまうことになります。

わたしは3年も仕事をすると飽きてしまうタイプだったので、「ほかにやりたい仕事」はあっても、それが何なのか分からないまま転職を繰り返していたような気がします。やりたい仕事が明確に説明できることもよくありましたが、自分の心の声に問いかけてみれば「その仕事って、今やっている仕事の延長線上にあるものでしょ」と冷たく言われる始末です。

本当に「ほかにやりたい仕事」について追求している人はどれだけいるのかな・・・わたしが強く思ったのはそこです。今までのキャリア、年収、今の年齢とポジション、そういったものを組み合わせた結果の「ほかにやりたい仕事」なので、全力でやりたい仕事にはなっていないことが多いと思います。

あるいは「ほかにやりたい仕事がある」というと、転職の時にカッコがつくからというのもありますよね。面接でもその会社で働き続ける同僚に対して、今の会社や仕事に対してネガティブなことばっかり言ってたら嫌われてしまいますし、内定ももらえません。一番カッコがつくのが「ほかにやりたい仕事がある」ではないかと。

ほかにやりたい仕事を、あらゆるしがらみを捨てて見つけて実行することができれば、本当に強いですし、60歳でも70歳でもその仕事で働き続けることができると思います。さて、そんな仕事ってどこにあるのかな・・・

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ABOUTこの記事をかいた人

35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。