超ベストセラーでわたしも読んだことのある「思考の整理学」の著者、外山滋比古先生のお言葉がビジネスマンのキャリア形成にもすごく通ずるものがあると思い、今日は記事にします。
思考の整理学は、東大・京大生が最も読んだ本という帯で有名ですが、どこの大学とか関係なく一度読んでみると参考になります。その外山先生がインタビューでこんなことを言ってました。
詰め込み型の勉強法が有効なのは30代まで。多くの知識を詰め込むことが評価されがちな日本だが、本当に大切なのは思考力。他人が考えた知識や思考を真似ることではない。40代からは自分なりに考えることを心がけよう。そのためには刺激的な友人との会話を大切にし、役に立たないことでも自分の好きなことにとことん打ち込むこと。
引用元:http://president.jp/articles/-/24556?page=2
このあとで、「知識と思考力は反比例する」というお話をされています。知識が多いと、物まね癖がついてしまって自分の思考力が落ちてしまうというのです。読書というインプットで、なぜか満足してしまうことありますよね。ひどい時なんて、本を買っただけで満足してしまうという・・・
ついつい買ってしまうビジネス書
いくつになっても勉強熱心な人は、最新のビジネス書を読み漁っては会社で生かそうと考えます。しかし、自分の中に培ったはずの経験やコツ、ノウハウもたくさんあるはずです。なんとなく最新のビジネス書を実践している自分はかっこいい!みたいな感覚になってしまうのですが、ここは最新のノウハウ+自分の経験をうまくミックスして、ただまねるのではなく、カスタマイズをして自分流にすることも必要なのではないでしょうか?
そして、こんな痛烈なお言葉も。
そもそもサラリーマンという仕事がおかしいのです。毎月の収入はある程度確保されている。でも税金をいくら払っているかは会社まかせだからよく知らない。こういう呑気な生き方というのは普通じゃないです。要するに、資本に使われている下働きですよ。会社員なんて自由もないし、たいした喜びもない。にもかかわらず、みんながそうだから、大丈夫だと思っている。
言葉もないほど、その通りだと思います。
40代からは読書も大切なのですが、自分で考えるということがとても大切です。わたしが思うに、ひたすらアウトプットをし続けることが重要だと思っています。この記事もそうですが、記事を読んでなるほどとか感想は書けるのですが、一からこの発想を生み出すことができるかといえば、それはできない・・・。批評や文句、編集はできても、0から1を生み出すというのは実は難しいです。
読書というインプットをさんざんしてきた人であれば、40代以降はひたすらアウトプット。そして今までとは違う人やサークルに飛び込んでいくという、停滞しない勇気も重要です。インタビュー自体も大変面白いので、一度元記事を読んでみてください。思考の整理学も大変いい本なので、オススメです。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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