リクルートキャリアがリクルートエージェントに登録した1201名へのアンケート結果で、「転職活動の時にもっと力を入れておけばよかった」と思っていることを調査しました。すると、
- 待遇や勤務時間等、応募企業との条件交渉
- 「異業種」も含めて、企業の情報を収集すること
- 「異職種」も含めて、企業の情報を収集すること
- 応募する企業の情報を多く集めること
という結果が出たと書いてありました。
この結果にすごく違和感があったのですが、何が違和感かって、アンケートに答えた人はリクルートエージェントという大手の転職エージェント会社に登録しているわけです。
まずこう思いました。
わたしも転職時の年収交渉は苦手だったのですが、転職エージェント経由で転職する場合は必ず、自分ではやりませんでした。自分で交渉したとき、相場よりはるかに高い年収希望を提示して、面接で落とされたこともあります。
そういった業種、職種の年収相場観であったり、その会社の年収相場観というのは、転職口コミサイトである《キャリコネ》転職に必ず役立つ、年収・企業口コミを公開中! を使ってある程度は判断できるかもしれません。
しかし、ぴったり職種や役職が当てはまる口コミが少ないですし、正確な年収を知るためにはやはり、転職エージェントを積極的に利用すべきなのです。
それに異業種、異職種の情報を探すときも、正直自分にどういうポテンシャルがあるのか、どういう可能性があって、スキルが生かせるのかを見極められないことがよくあります。そういう時に大切なのが、第三者である転職エージェントの目なんですよね。
アンケートに答えた方々が、転職エージェントの活用がうまくいかなかったということなのか、あるいは使い方が分からなかったのか・・・とにかく、転職のプロの力を借りるべきなのです。
会社でどんなに活躍していようが、やはり「井の中の蛙大海を知らず」なことが多いのです。もっと力を入れるべきは、転職エージェントをしっかり使って、自己分析に充てるべきなのでは?と正直思いました。
一方で多くの人は、自己分析に多くの時間をあてているというアンケートだったのですが、冷静に考えるならば転職エージェントの話し合いの時間を増やせば、その時間も自然と増えます。自己分析って自分の思い込みでもあるので、自分の中の偏りが出てしまうんですよね。
こんな時もやはり第三者の目が大切なように思います。なんのための転職エージェントなのかというところを、もう一度考え直して転職活動すべきだと思います。
公式サイト:リクルートエージェント
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント