いよいよここまで来ました、大学職員の最終面接です!
書類選考から筆記試験、1次面接とクリアして、やっとここまで辿り着きました。最終面接の受付でわかったのですが、ここまで残ったのはたぶん一桁の人数。何百人かは受けているんで、35歳を過ぎてここまで残ったのはすごいことなのかもなぁ・・・・会場でそう思いました。
この日を迎えるにあたって、民間企業出身の私はとにかく大学経営について勉強しました。某大学についても徹底的にネットでニュースを調べました、仕事がめちゃくちゃ忙しい中で相当頑張ったと思います。
「経営戦略序論」 などという、全く意味の分からない本を熟読しました。(大学職員が一般職、管理職、経営職など様々な立場から自らの能力を高め、職務遂行する際に重要と思われる理念や思考プロセス、考え方が経営に関する実践事例とともに数多く示されている)
今度は企業でいう役員クラスということで、大学経営という視点で対策を練りました。リベラルアーツも話題になっているということで調べたり、アドミニストレーションについても調べました。あとで知ったことですが、こんな本も参考になるそうです。
大学職員の最終面接に残った!
扉をあけると6人か7人ぐらいが待ち構えています。1対7なんて今まで経験したことがありません、とはいえなぜか緊張はしませんでした。学長や理事長レベル(たぶんですが)が並んでいましたが、ホント不思議と緊張しませんでした。
ほとんど50歳から60歳過ぎのえらいおじいちゃんが並んでいます、過去最高の平均年齢の高い面接官たちです。
『簡単に自己紹介とキャリア説明をしていただけますか?』
ここは想定内の質問、1年前には何回も説明しているんでスラスラでてきます。私のキャリアは当然民間企業onlyなので、大学職員と共通点は全くと言っていいほどありません。どうやらここがお気に召さない面接官・・・
『このキャリアをどう大学職員として活かそうと思っているの?』
これも想定内の質問ですので、答えると
『それは大学職員の仕事ではないですね、もっと他にないの?』
でまた答えると、
『それもまた違いますね、大学職員になりたいという気持ちが伝わってこないんですが』
圧迫と言えば圧迫、それでもこれくらいの事は私も百戦錬磨ですんで、笑顔でまた答えます。ふと右の方を見ると、禿げたおじいちゃんがこっくりしています。
私の中でもともとあった違和感がここでMaxになったことは間違いありません、私の力不足と言えばそれまでですが、大学職員の仕事をした事がないので、内情はさすがに分かりません。ネットで調べたレベルではだめ、ということは結局は大学職員経験者が優遇されるのでは・・・そんな事も頭をよぎりました。
『あなたのやってみたいことは何なの?何を実現したいの?』
私が答えると、
『それはちょっと焦点がずれているな』
1次面接の時は共感を得たこの答え、やはりえらい方は違うんでしょうか?
過去に経験した面接の中で3本の指に入る悪印象で、私からの質問時間は全くなし、重箱の隅をつつかれている質問も多く、面接の最中に
『この大学、ひょっとして思っている以上に全然だめな大学なのかも・・・』
そういう思いが強くなりました。表向き新しい風が必要な事を言ってましたが、この最終面接はどうみても保守的。面接官のフィールドでしか質問がこないんで、経験者でないとつらい内容だったと思います。
私の努力も足りなかったのかもしれませんが、仮に受かったとしてもかなり悩むと思います。あの面接では行きたいとは思わんのです、落ちても印象悪すぎたので、もうあの大学について語ることは一生ないでしょうね。
私が面接官ならあんなことしません、気持ちよく応募者を返す努力もしますし、これから一緒に仕事するかもしれない候補者に礼儀正しくします。
これから結果を待ちますが、たぶんだめでしょうな・・・それでもいいやって気持ちになりました。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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