しらべぇが調査した「会社員の旬は何歳?」という記事が興味深かったので、取り上げます。まずは結果からご覧ください。
自分が「旬」な時期というのは、いろんなものにチャレンジしたくなる時期とも言えます。プロ野球選手が、ちょうど脂がのった時期にメジャーリーグに挑戦したり、女性が30歳までに結婚したいという風潮も「旬」を意識していることの表れだと思います。旬というぐらいですから、永遠に続くものではなく、旬は「瞬」でもあると言えます。時間に終わりがある感じがまた、旬の大切さを増幅していると思います。
自分の力を他で試してみたい、今の環境が物足りない
「旬」の時期というのは、自分の力に自信を持っているのと同時に、その力はどれだけのものなのか、さらに自分自身が成長できるかと現状以上のものを求めたくなります。
ところが会社員においては少し皮肉で、自分は「旬」だと思っていても転職市場はそうは見てくれません。35歳から44歳が会社員としての旬だと考えている人が多い一方で、35歳転職限界説があり、企業も35歳以下の求人を欲しがります。
社内では中堅になり、自分の好きなように仕事を進めることができるようになります。部下も増え、プレイヤーとしてもピークを迎える年齢です。社内では「旬」を迎えるのに、一歩外に出ると「旬」でないという不思議な状況になります。お部屋の中は暖房で温まっているのに、一歩外に出たら暴風が吹いている、そんな感じです。
このギャップがつらいのかも
これだけ多くの会社員が旬だと思っている年齢で、なぜか転職市場では評価されないというギャップは、鼻っ柱をへし折られるような思いになります。自分が旬と思っていて、それが転職市場のニーズと合致するようだったら、高額の年収を手に入れることができます。ところが旬だと思っていて、いざ転職市場に出てみたら旬と思っていたのは自分だけだった・・・そんなことってよくあります。
この35歳という年齢の壁がもしなかったら、もっと自信にあふれた人が転職市場に集結して活気ある市場になると思います。しかし、35歳からの転職が厳しいとあれだけ言われていれば、さすがに旬の人も一歩退いてしまうのではないでしょうか?何もムリして温かい部屋から出る必要はない、好きな事ができる部屋にいればいいわけです。
でも、どこかもったいない気もするんですよね・・・自信が後押しするってことありますから、自分が旬だと思えない時期はチャレンジ精神すら湧きません。旬の使い方、有限なものなので一度考えてみると人生変わるかもしれません。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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