NHKのニュースで日本能率協会が調査した
第1回「ビジネスパーソン1000人調査」働き方に関する意識アンケート結果
をとりあげていました。アンケート結果のトピックスは下記のとおりなんですが、アンケート結果の全文があったので、その全文も含めて掘り下げたいと思います。
目次
アンケートのトピックス
1.30代・40代の半数近くが「仕事にやりがいなし」「能力発揮できていない」
2.女性の8割が「リーダー」より「メンバー」を志向、仕事優先スタイルは敬遠
3.「収入」がモチベーションを左右するも「現状に不満」7割、成果主義志向が多数派
4.やる気と自信にあふれたシニア、「いくつになっても働きたい」7割強
5.若手社員はスキルアップの意欲高いが、「教育は会社の責任」と人任せな一面も
6.仕事の能率上げる「事前の情報収集」、職場に足りない「人材のスキルアップ」
このアンケートですが、調査対象が1000人で男性が75%と母数にはかなり偏りがあります。正社員が75%ですが、自営の方も11%、経営者も2%含まれています。地域分散、世代分散はきっちりされています。
30代・40代の半数近くがやる気なし!能力発揮できず!
1.の仕事にやりがいがない、能力が発揮できていない に加え、会社への愛着が薄いという結果です。30代後半から40代はいわゆる中間管理職になっていることが多く、自分の能力というよりかはマネジメント力であったり、人を使う難しさに直面します。
部下からの突き上げと、会社の方針との狭間で苦しむため、自分のやりたいように動けないつらさがあります。2で女性だけリーダーよりメンバー志向という結論になっていますが、データでは男性も6割はメンバー志向です。
『リーダーにはなりたくないけど、給料はもっと欲しい。能力発揮できていないのは、中間管理職という立場だからで、評価が自分の想定よりも低いのでやりがいもない』
評価や給料というのは、人が決めるものです。人を変えるのはとても難しいので、まずは自分を変える事を最優先に考えるべきです。給料が増えないなら副業をして、総収入を増やす。評価は人が決めるものだから、自分の尺度で考えない。わたしはそう考えるようにしています。
若手社員は人任せ??
5.の若手社員の、『教育は会社の責任』という結果についてですが、若手は決して人任せではないと私は思います。単純に、『若手にチャンスを与えてない』だけの話ではないかと。若手はチャンスがない不満と考えます。
世の中これだけ変化しているのに、いつまでも我々30代、40代の知識をそのまま教育するのはどうかと思うんです。今までにはない発想を若者は持っていて、それを活かす事をしていかないと、会社は変わらないし、どんどん取り残されていきます。
まだまだ勉強が足りないなぁ~ ではなくって、『それ、面白いね!』と言ってまず話を聞く。もしその発想がエッジが効きすぎていて、会社的に適合しなければそのエッジをとってあげるのが教育じゃないのかなって思います。正直言うと、そのエッジ取りもしたくないです。エッジをとらない発想の方が面白いんですが、型にはまった会社が、上司がそれを許さない事があるので、発想を活かすにはやむを得ないんですけどね・・・・
注目すべきは60代のデータ
60代になると条件うんぬんよりも、『働けることのありがたさ』 であったり、『ボケないように、健康を保つために社会とつながっている』 ことの大切さを悟ります。
60代のアンケート結果では 『顧客からの感謝』 が仕事のモチベーションを高めると回答した人が4割もいます。30代、40代は、『収入が上がる』、『良い評価を得る』が1位、2位なんですが、60代は『収入が上がる』、『顧客からの感謝』となります。
仕事のやりがい、能力が発揮できている、会社への愛着 すべて60代が全世代の中でいい結果になっています。仕事にやりがいを感じ、能力が発揮できていて、会社への愛着があるのが60代です。この60代の気持ちを持って、今30代、40代の人が仕事ができたら、どの会社もきっと業績アップするでしょう!
昔はアーリーリタイアばかり考えていたのですが、最近は死ぬまで働きたいと考えています。サラリーマンとしてではなく、自分で何かをやって生涯現役でいたいです。社会と関わり続けることが、若さの秘訣であり、長生きの秘訣と考えます。
アンケート結果全文(日本能率協会)↓
http://www.jma.or.jp/news_cms/upload/release/release20130724_f00212.pdf
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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