NHK 朝のニュースで、こんなネタがありました。
「美文字で採用を勝ち取れ!」
厳しい就職戦線を勝ち抜くため、パソコンで作った履歴書よりも、きれいな 「手書き」 の履歴書で勝負している学生が増えているとのこと。内定のために「美文字」を練習している学生もいて、文字の添削を受けたりしていました。最初は、
「他の学生との差別化に、いよいよ「美文字」まで投入してきた~」
程度で見ていたのですが、途中から、「ある怖さ」が湧いてきました。それは、
「新卒の採用でこういうマインドになった人事部が、転職組にも同じ事を求めませんよね?」
ということです。「新卒も頑張っているんだから、転職組も!」 とか言い出したりして・・・変なところで「手書き」ブームがきたり、「美文字」ブームが来て、「美文字で採用を勝ち取れ!」という本が出版されたり、「美文字・転職セミナー」が開催されたりなんかすでにありそうですね、こわっ!しまいには、
「履歴書を手書きで書いてもらう事で、企業への本気度が分かる!」
「この履歴書には、応募者の想いがつまっている!」
妄想がひどくなってきましたが、どれも現実化しそうな?あるいはすでに現実化している妄想です。せっかくExcelの履歴書フォーマットが出回る世の中になったのに、敢えて時代の逆を行く必要はあるんでしょうか?
履歴書の「地獄ループ」が始まる!
「美文字」って、「簿記2級」みたいなものですよね・・・資格と同じようなものだと思うんですが、それでもって他の候補者との差別化とか、ホント流行ってほしくないです。
手書き時代によくあったのが、履歴書を手書きでずーっと書いていって、最後の志望理由のところでミス! でもって、最初からやりなおしって事がよくありました。そしてこんな常識?もありました。
「履歴書を間違えたら、修正液や修正テープはNG」
某知恵袋には、修正液で履歴書を提出する人に対して、「常識を疑う」とか「絶対採用しない」 とか回答している人がいるんですが、「手書き回帰」になると、またこういう心配や気苦労が増えますよね。これに「美文字」が加わると、
「あぁ・・字が汚いっ!書き直し!」
「あぁ・・今度は字間違えた!クシャクシャ、ポイッ!」
なんてことになって、「地獄の履歴書修正ループ」に陥ったりしませんかね?正確さに加え、きれいさを追求しだして、永遠に履歴書を書き続ける・・・怖いです。
わたしが採用する側ならば、「修正液基準」でお祈りフラグを立てたりはしないんですが、この一般常識??はまだ残っているんでしょうか・・・「美文字」はとてもいいことなんですが、「採用基準」には持ちこんでほしくないです!!
リクナビNEXTにも、回答ありました↓
履歴書で間違えた時、一字くらいなら修正してもよい?(リクナビNEXT)
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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