「不採用でも転職活動で伸びる人、伸びない人の違い」カリスマヘッドハンターが語る」という記事に、えらく賛同しました。特にこの引用部分を読んで、「そうそう!」と声をあげてしまったのです。
この方は新卒で入社した38歳の男性(Bさん)で、会社や自分の将来に不安を感じて転職活動をしたのですが、20社受けてどこからも内定がもらえず転職を断念したのだとか。20社くらいで断念するなんて、早すぎる!と正直思いましたが、初めての転職であれば、それもやむを得ないかもしれません。
この「受からなかった」という結果自体がBさんのキャリアアップのきっかけになり、転職活動をする意味が大いにあったと考えます。仮に転職活動をしてみて、すべて受からなかった、あるいは現職と比較して良いと思う会社がなかったということもあります。これは、現実的には転職していないものの、転職活動を通して「今は転職できない/しない」という答えが導き出されます。当面の間は現職で頑張って成果を上げていくしかないので、転職活動としては大成功だと思います。
引用元:https://hbol.jp/154065/2
自分の市場価値に気づくことができたというだけで、この失敗には大きな意味があります。
20社に落とされて、ただへこむだけの人もいるかもしれません。もう二度と転職活動なんてするか!といって、チャレンジすることを諦めてしまう人もいるかもしれません。それでも何も感じぬまま電車に乗って会社へ行き、自分の将来への不安を抱えてなんとなく働き続けるよりかは100倍いいです。
転職活動を通じて自分の現実を知って、現業でのキャリアアップのきっかけになるかもしれません。自分の給料が高すぎることに気づけたかもしれません。自分の会社の年間休日の少なさに、驚いたかもしれません。
転職活動の本当の意味
転職活動で最終的に欲しいものは「内定」であり、新しい役職であり高い給料であったりします。現状の不満を解決すべく、自ら大変な転職活動へと足を踏み入れるわけです。それを手に入れるために必死に頑張るわけですが、なかなかうまくいかないこともよくあります。
しかし、このプロセスを経験しておくことがとても大切です。他の会社と比較したり、自分がダメだと理解できたり、あるいは思ったよりも自分の市場価値が高かったり、市場における自分の価値というものを転職活動から知ることができるのです。
自分が営業系で市場で上から何番目の位置にいるとか、そういうことではありません。何社か回っているうちに、自分の年収が高すぎるのか低すぎるのかが分かるようになりますし、自分が恵まれているのかどちらかというかブラックに近いのかなどが、転職活動を通じて理解できるのです。
だから書類選考で落とされようが、面接で落とされようが、別に人間としての価値を否定されたわけではありません。たまたまその会社とミスマッチなだけであって、チャンスはいくらでもあります。この失敗を経験することが、とても大切です。
クレームの多い会社のほうが、そのクレームの原因対策のノウハウを多く持っているように、転職の失敗で原因対策をたくさん持っておけば、確実に次へとつながります。転職活動は失敗してノウハウを得るくらいの気持ちで、最終的に本命の内定をもらえればそれでいいと思います!
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
2013年に投稿した者ですが、覚えていますか。
あれから私はまた離転職あって、派遣契約社員として働き、今また仕事を探しています。
というのも、何故離転職が多くなるのかということを自分で振り返った結果、医者で検査して発達障害ということが分かりました。けれど、私はめげません(ちなみに今は42歳です)。少し厳しいかもしれませんが、今は県外で働こうと思っています。
どころで、今回の記事は私も実感しました。少しニュアンス違うかもしれませんが、私が発達障害だからこそ、自分の将来を見つめ直すからこそ、ハローワークで相談したり、発達障害の職業センターのスタッフと相談したり、インターネットで色々調べたり、転職サイトに登録したりします。
りおさま
コメントで検索できるので、りおさま思い出しました。
めげない気持ち、とても大切だと思います!わたしは転職回数が多いことが決して悪いとは思っていないのですが、世間がそう思ってないところがまだまだありますよね・・